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龍光寺

区内最大の梵鐘(ぼんしょう)と桜の共演

龍光寺(りゅうこうじ)の梵鐘は区内最大。戦時中の金属類回収令(※)で供出したため、1954(昭和29)年に口径四尺二寸(127cm)、重量四〇四貫(1,515kg)の梵鐘を再鋳。全国の有名寺院百か寺の梵鐘をつき歩き、それを参考にして京都太秦の鋳物師に作らせたそう。天女と龍の図柄も素晴らしいけれど、負けず劣らず音色も美しい。ちなみに、一般的に2分程度である余韻が、ここ龍光寺では3分もあるとのこと。
境内の要所に桜の木があり、春になるとさまざまな角度から楽しめる。

(※)金属類回収令とは金属供出ともいわれ、戦争中に鉄・銅製品を家庭や工場から回収して軍事生産に回されたことを示す。1942(昭和17)年には回収令による強制譲渡命令を出して寺院の仏具・鐘楼まで供出することになった。

春の風景

春の風景

秋の風景

秋の風景

鐘つき参加方法(2023年12月-2024年1月版)

大晦日の23時30分より受付開始。年明け0時よりつき始める。毎年300人から400人近くが集まるため、108という数にはこだわらず1時30分頃まで、なるべく多くの人がつけるようにしている。「行列することもあるので、なるべく早めにお越しください」とのこと。

大晦日の鐘つき

大晦日の鐘つき

DATA

  • 住所:杉並区和泉3-8-39
  • 最寄駅: 永福町(京王井の頭線) 
  • 掲載日:2008年01月01日
  • 情報更新日:2023年12月06日

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