久我山の駅にほど近く、閑静な住宅街の入口にあるブティックのような店構えのスペース。丁度取材時に「ジャパニーズ・モダンウェア展」が開催中で、まさにぴったりといった様子である。
「地域に密着したサロン的な場でありたい」と、オーナーの水野静子さん。服飾を学んだ経験を活かした上品なセンスを感じる空間を作り上げている。
展示はバラエティにとんでいて、例えば、木工、工芸、版画、刺繍画の展示や、フラメンコ、三線演奏と、同じ場所でこれほど幅の広いイベントが催されているのかと驚かされる。水野さんの巧みなプロデュースにより、「お客様が飽きないように」繰り出しているそうだ。
年間を通じての企画の流れはあるが、一般の方からの持ち込みの企画も「面白いものは日程が合えばお使いいただきます」と柔軟な対応。
1997年からずっと人気が続いているのも「私も作家やお客様と一緒に楽しんでいますから」と、大切なポイントを笑顔で語ってくれた。