鎌田敏枝さんがご主人とプランを練り、ギャラリーを建てたのが2000年。
中央図書館、荻窪体育館のすぐ近くにある。緑に囲まれた素晴らしいロケーションなので、マンション等の建築を周囲に勧められたが、「良い場所なればこその共有を」というご主人の考えを最も良い形で活かしてギャラリーとホールをオープンした。美術と音楽が楽しめる珍しいスペースだ。天井の高いギャラリーの一角には和室もあり、床の間等を利用してユニークな作品展示を試みることもある。
特に地元作家の企画展を積極的に催しており、杉並から世界へ羽ばたいた作家達が「自らの原点の地で個展を。」と協力的なのも杉並らしい立地故であろう。
「地域の方にはこんなに良い場所にギャラリーとホールがあるということをもっと知って欲しい。展示も場所も周りの人と楽しみを分かち合いたい。ここは元気が生まれる場所です。」と、始終笑顔で対応しながらギャラリーをプロデュースする鎌田さんであった。