下高井戸八幡神社と神田川遊歩道との間に、細長い杉並区立藤和緑地(とうわりょくち)がある。ここはもともと神田川がかつて流れていた場所。1962(昭和37)年ごろの杉並の地図を見ると、下高井戸八幡神社の北側で神田川がクランク状に曲がっているのが分かる。流れをスムーズにするため現在の流路に変更され、跡地の一部が藤和緑地となった。開園は1992(平成4)年2月。緑地は東から順に、八幡橋、藤和橋、梢橋(こずえばし)までの間、約200m続く。
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緑地の東側は、たくさんの大きな岩が置かれた親水施設になっており、夏季限定で子供たちが水遊びを楽しめる。春は神田川遊歩道沿いに枝垂れ桜やソメイヨシノが咲き、藤和橋の近くには竹林を抜ける小道が続く。小道の先には、ちょっと座れる石が置かれたつる棚がしつらえられているので、休憩も可能。四季折々の風景を楽しみながら散歩できる緑地だ。
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