【こだわり】貝の味をしっかりと感じられるバランスを重視
他:鮮魚の潮そば、貝節つけそば/大盛り(100円)/トッピング:チャーシュー、味玉/〆の貝節ごはん/ラーメン専門店/11席/子供可/2018年開業
永福町にあるラーメン専門店「Bonite Soup Noodle RAIK」が、貝をメインとした2号店・貝節麺(かいぶしめん) raikを出した。かつて永福町店で月曜日限定で提供していたラーメンを改良し、定番メニューとしている。1号店では、かつおのスープに貝のだしを加えており、貝はいわばサブ的な要素だったが、この店ではスープのメインに貝を据えた。そのため、スープから豚や鶏といった動物系の要素を排除し、貝の味わいを損ねにくい魚介系素材のみを使っている。
一枚目の写真、「貝節潮そば」の上部にあるのは、貝のペーストと香味油を合わせたもの。食べているうちに、これがだんだんとスープに溶け込み、段階的に貝のうま味が強くなっていくので、舌が風味に慣れてきても貝の味わいをしっかりと感じられる。また、一般的に油の香りは麺をすすった時に気づきやすいが、より多く香味油が絡む細麺を使用しているのもさすがの一言だ。タマネギの紫や青菜の緑など、ビジュアル面でも店主のセンスが光る一杯になっている。