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アクセル・ワールド 

著:川原礫 イラスト:HIMA(電撃文庫)

第15回電撃小説大賞<大賞>受賞作。2012(平成24)年4月から東京MXほかにて、TVアニメが放送開始となる。現実世界でいじめられ、自分に自信のない主人公・ハルユキが≪ブレイン・バースト≫というバーチャル対戦ゲームに参加することから物語が展開する。主人公の生活圏が杉並区内の設定で高円寺、梅里(小説内では「梅郷」)付近が登場する。2012(平成24)年3月時点で10巻まで発刊されている。アニメ制作は杉並区上井草に本社があるサンライズが手掛ける。
作者インタビュー
「練馬区民の私が、杉並区を小説の舞台に選ばせていただいたのは、第一に杉並が東京西部の中心に位置しているからです。『アクセル・ワールド』は、《未来世界の子供たちが東京23区をステージにしたバーチャル対戦ゲームを通して交流・成長していく》というストーリーですが、主人公の家は練馬ではちょっと北すぎて移動経路などが限定されてしまうので杉並に設定しました。賑わいのある高円寺・阿佐ヶ谷、閑静な住宅街の高井戸、公園や寺社など緑の多い松ノ木・大宮と変化に富んだ街並みも魅力的だと思います。杉並在住の友人もおり、昔から遊びや買い物、食事に行くことは頻繁です。ことに、阿佐ヶ谷にある自転車用品店さんにはお世話になっていますね。
 『アクセル・ワールド』の舞台はほとんどが杉並区の高円寺や梅里周辺ですので、杉並の読者さまに親近感を抱いて頂けるととても嬉しいです。地名などを間違えないよう、私も心は杉並区民のつもりでがんばります。四月から始まるテレビアニメーションでは、画面に杉並の風景がたくさん登場すると思いますので、そちらもぜひご覧くださいませ。よろしくお願いいたします。」
おすすめポイント
自信のない主人公が現実を変えたいと一歩を踏み出し、自分や人を信じようと行動とする姿は応援したくなってしまう。バーチャル世界の描写だけでなく登場人物の成長も楽しみに思えてくる小説シリーズだ。
(C)REKI KAWAHARA / ASCII MEDIA WORKS
(C)川原 礫/アスキー・メディアワークス/AW Project
▼公式ホームページ
http://accel-world.net/

※2016(平成28)年4月現在、テレビ放送は終了したが、新作『アクセル・ワールド -インフィニット・バースト-』が、2016(平成28)年7月23日に劇場公開される。

DATA

  • 取材:みやうちえいこ
  • 掲載日:2012年03月08日
  • 情報更新日:2016年04月05日