山門の上層にある鐘楼にある鐘
中道寺(ちゅうどうじ)の鐘は山門の上層にある鐘楼に吊されている。山門と鐘楼を兼ねた楼門形式の山門は珍しく、杉並区でも中道寺のみ。文化財に指定されている。
戦時中、中道寺の重さ一二〇貫(450kg)の梵鐘は金属類回収令のため国へ献納された。ところが、梵鐘がなくなったことで山門が軽くなり、風の被害が起こる恐れがあるため、梵鐘と同じ重量のコンクリートの重しを作り、鐘楼に吊してバランスをとっていたのだとか。戦後、他の寺より梵鐘を譲り受け、コンクリートの重しは必要なくなったが、記念のため現在も境内に残している。