自助から共助へ!

大震災に備える! まずは自助、そして共助へ

平成22年10月に取りまとめられた「第42回杉並区区民意向調査・区政に関する意識と実態」によると、震災対策に関する周知度は次のとおり。
・広域避難場所と震災救援所を知っている→80%以上
・防災会(防災市民組識)を知っている→約30%
・防災訓練の参加→会社や学校などで:20%近く、区/防災会/町会で:7%未満
 防災訓練に参加したことがない人は約75%にのぼる。
また、平成22年11月に公表された杉並区の将来像を描く「新たな基本構想に関する区民アンケート」によれば、災害への備えは4番目に重視され、8割以上の区民が地域社会への参加意向を示している。区民の防災意識と地域社会への参加の意向は、潜在的に高いものがあると言える。

ところで災害発生時では、先ず自分の身を守る自助、隣近所・町会・自治会などと共に協力し救助にあたる共助が不可欠である。これに行政による公助が加わって三位一体となるのが望ましい。
例えば、地震により我が家が崩壊し、脱出できなくなったと想像してみよう。
隣近所との付き合いがあれば、閉じ込められたあなたと家族の安否を肉声で確認してくれるだろう。自動車用工具のジャッキを使っていち早く救出してもらえるかもしれない。個人レベルで助けられないならば、消防や警察などを呼んできてくれるだろう。
もし、向こう三軒両隣の付き合いがなかったなら、あなたの家族の存在を誰が知るだろうか。誰が安否を確認してくれるだろうか?
防災対策には、隣近所との付き合いをはじめとする地域社会とのコミュニケーションが必要なのだ。

杉並区の地域防災計画は、地域住民に対し「防災知識の普及・高揚などを図ることに努め、これを基礎として期待される防災市民組織の結成に協力し、必要な助言、指導を実施すること」と定めている。その補助育成の実施対象は、原則として町会・自治会となっている。ならば、町会などの自治会組織をもっと活用しようと、今回防災、主に地震対策の取材を通じて、最も強く実感した。
本ページでは、区内の自治会組織を紹介する。

起震車(地震体験車)なみすけ号

起震車(地震体験車)なみすけ号

町会・自治会活動への参加と加入

町会・自治会の活動は、回覧板や広報すぎなみなどに告知されるので、ご存じの方も多いだろう。まだ町会に参加しているという実感のない方は、自分の住む地区の町会・自治会の活動をまず知ろう。そして自分の趣味に合うものから参加し、少しずつ町会・自治会との関わりを増やしていってはどうだろうか。
町会・自治会の加入率が減少傾向にあることから、杉並区は加入率の向上を目指している。区内17地区ごとに「町会・自治会加入促進リーフレット」を作成している。また、町会・自治会を新規に立ち上げることを考えている住民向けには「新規立ち上げ支援パンフレット」も用意している。

▼関連情報
杉並区公式サイト> くらしのガイド > 地域活動・ボランティア活動 > 町会・自治会 > 町会・自治会ってどんな団体(外部リンク)

杉並区公式サイト>パンフレット「町会・自治会新規立ち上げのご案内」(外部リンク)

杉並区公式サイト> 区政情報 > 文化・交流・コミュニティ > 地区別町会・自治会加入促進リーフレット(外部リンク)

ちなみに、区内66カ所の震災救援所はこの町会・自治会が中心となって管理している。
▼具体的な震災救援所(2011/12/19追記)
杉並区公式サイト> くらしのガイド > 救急医療・防災・防犯 > 洪水ハザードマップ(浸水予想図)と防災マップ > 杉並区防災マップ(外部リンク)

防災市民組織(防災会)

杉並区の防災市民組織は、各町会、自治会を母体として結成・活動しており、164組織(平成22年4月現在)ある。なお、マンションなどで町会を母体としていない防災会もある。各防災会では、震災時に備えて物資の備蓄、初期消火訓練などを行っており、区・防災機関・地域住民が一体となった効果的な震災対策を推進していくことを目的としている。

▼関連情報
杉並区公式サイト> くらしのガイド > 救急医療・防災・防犯 > 避難所、避難場所等 > 地域・地区内の震災救援所と町会・防災会(外部リンク)

杉並区の消防団

杉並区には、杉並消防団(9個分団)と荻窪消防団(7個分団)の2団が設置されている。約700名の居住者と勤務者が所属して計画的に訓練を積み重ね、災害時には消防隊と連携して消防活動にあたる。また、地域住民への防災訓練指導を行うなど、地域防災の要として重要な役割を担う存在だ。
消防団の日頃の訓練成果を確認する場として、各団ごとに年1回消防操法大会を開催している。平成22年は、荻窪大会の優勝分団の第一分団が東京都の消防操法大会に出場し、「準優勝」の成績を収めた。
消防団の入団資格は、区内在住又は在勤者で18歳以上の健康な男女(高校生可)である。杉並・荻窪の両団では、「自分たちの街は自分たちで守ろう」を合言葉に募集活動を行っている。

▼関連情報
消防団 公式サイト(外部リンク)

消防団 公式サイト>全国の消防団へ>消防団のご紹介>東京都>杉並消防団の組織概要(外部リンク)

東京都操法大会で準優勝した荻窪消防団第一分団(提供:荻窪消防署)

東京都操法大会で準優勝した荻窪消防団第一分団(提供:荻窪消防署)

DATA

  • 取材:佐野昭義・野見山肇
  • 掲載日:2011年07月04日