360°GRAPHICS

初心者でも安心なシルクスクリーン工房

環七と青梅街道の交差点のそば、自らがアーティストでもある伊丹裕(いたみひろし)さんは、ビルの地下に学校の図工室ほどの広さのシルクスクリーン工房を営む。現代美術作家の制作を請け負い、様々な作品に携わってきたが、現在の場所に移転したのを機に会員制の貸し工房を始めた。若いアーティスト達が入れ代わり立ち代わり利用し、大判の作品を刷り上げていく。24時間使用可能(会員のみ)というのがありがたい。昼間は仕事をする傍ら夜間アート制作に打ち込むアーティストも多いからだ。 デザインを持ち込んでTシャツやバッグなど生地物の販売用グッズを作る人もいて、「使い方次第で格安にそして納得のいく制作ができる貴重なスペース」と好評だ。
シルクスクリーンに興味はあるが初心者なので敷居が高そう、と躊躇する方も心配無用。伊丹さんが丁寧に教えてくれる。「経験が無くても大丈夫。こういう物が作りたいということさえはっきりしていれば、的確にアドバイスできると思います。」学生の頃に図工室に入ってワクワクした感覚が蘇ってきそうだ。

DATA

  • 住所:杉並区和田3-54-5B1F
  • 電話:03-3315-6950
  • 最寄駅: 東高円寺(東京メトロ丸ノ内線) 
  • 補足:工房使用条件はホームページに掲載
  • 公式ホームページ(外部リンク):http://www.360para.jp/
  • 取材:なかすぎとおる
  • 撮影:高橋政輝
  • 掲載日:2014年07月28日
  • 情報更新日:2018年01月26日