毎年10月下旬の金・土曜日の2日間、阿佐谷の街がジャズの響きに包まれる。
JR阿佐ケ谷駅を中心に、中杉通りの早稲田通り~東京メトロ丸ノ内線南阿佐ケ谷駅間のエリアでジャズの演奏が行われ、街中をデキシーバンドが練り歩く「阿佐谷ジャズストリート」。この2日間は駅前の広場、商店街、神社の境内や教会、企業のロビー、小・中学校の体育館、カフェや居酒屋、バーなど至る場所がライブ会場に変わる。
1995(平成7)年、「阿佐谷のまちをジャズで明るく元気に」と景観まちづくりのメンバーやジャズ愛好家、商店街、区役所職員などの有志が実行委員会を結成して始まった。2019年(令和元)年には25回目を迎え、今では地域密着型のジャズイベントとして全国的にも有名になっている。
阿佐谷で青春時代を過ごしたピアニストの山下洋輔をはじめ、著名なジャズミュージシャンから小・中学校の吹奏楽部まで200を超えるバンドの演奏が繰り広げられ、区外はもとより地方から訪れるファンも多い。