活気あふれる阿佐谷パールセンター商店街を南に抜け、青梅街道を渡った住宅街の一角にデザイナーズマンションがある。その1階の静かなたたずまいの中にあるのがシュエットギャラリーだ。1988(昭和63)年、マンション竣工と共にオープン。「日常を豊かにしてくれるモノ」をコンセプトに、これまで器、彫刻、工芸、盆栽、絵画など多彩なジャンルの作家作品を展示・紹介してきた。多くの企画展を開催する一方、気軽に使える器類やガラス作品などを季節に合わせて販売。また、併設されているカフェスペースでは、こだわりの紅茶が楽しめる。
スペースは1日単位でレンタル可能で、演劇や演奏会などさまざまな用途に使用できる。特に学生に対しては、オーナーの計らいで良心的な価格で展示を行なえるのも魅力だ(※価格は応相談)。そのほかにも、講師を招いたクラフト教室を月1回程度開催しており、費用は¥2,000~¥3,500(お茶とお菓子付き)。初めての参加者も多く、和気あいあいとした雰囲気でものづくりを体験できるだろう。「展示を作りあげるなかで生まれる作家との信頼関係、そして達成感を大切にしていきたい。」とオーナーの秋元さんは語る。今後も魅力ある企画展示、イベントを多く開催していく予定だ。