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湯の里「杉菜」(協定旅館)

文豪に愛された由緒ある温泉地、湯河原

神奈川県の湯河原町は古くから湯治場として親しまれてきた温泉地である。明治時代の文豪も数多く訪れ、国木田独歩の『湯河原より』など、さまざまな作品の舞台になっている。その独歩の碑のある万葉公園や、不動滝など風情ある見どころが多い。伊豆・熱海の山々と相模湾に囲まれた自然豊かな地にあるので、採れたての山海グルメも味わえる。
東京駅から湯河原駅までは特急で約1時間、車でも1時間ほどの距離。ふと思い立ったときや仕事を終えた後からでも気軽に訪ねられそうだ。

古くから名湯と評判の湯河原温泉。写真は湯の里「杉菜」の露天風呂

古くから名湯と評判の湯河原温泉。写真は湯の里「杉菜」の露天風呂

すぐに遊びに行ける宿、湯の里「杉菜」

湯河原にある杉湯の里「杉菜」は、初夏にホタルが飛び交う千歳川沿いにたたずむ。2014(平成26)年まで杉並区の施設であったが、現在は区の協定旅館として営業中だ。
温泉地の施設だけに、館内には大浴場のほか、檜露天風呂や源泉掛け流し貸切風呂を完備。年配者から赤ちゃんまで安心して入浴できる。客室は和室・洋室・和洋室から好みのタイプを選択可能。杉並区民限定の、川のせせらぎが聞こえる優待部屋に泊まれるお得な「なみすけプラン」もある。夕食は月替わりで旬の素材や海の幸を使った調理長自慢の創作和会席。季節を感じる料理と、やわらかで肌に優しい湯河原の湯をお目当てにしたリピーター客も多い。「今夜は温泉に泊まろう!」そんな気分で利用できる手軽さが魅力の宿だ。

湯の里「杉菜」

湯の里「杉菜」

目と舌で楽しめる和会席も自慢

目と舌で楽しめる和会席も自慢

海に観光にイベントに、何度も足を運びたくなる

『万葉集』の歌に登場する植物が数多くが植えられた万葉公園へは、湯の宿「杉菜」の前を流れる千歳川沿いを歩いて10分ほどの距離。野鳥を眺めながら散策に出てみてもいいだろう。また、車で湯河原海水浴場まで約10分、箱根までも約20分と、観光の拠点としても便利だ。現地のスタッフは、「ふらっと温泉へ、そして翌日は朝からタップリ観光を楽しむ。そんなお客様のニーズにもお応えしたいと思っております。」と語る。田舎の実家に帰省するような気持ちで杉並から訪ねてほしいそうだ。また湯河原は、初春の梅、夏の海水浴、秋のみかん狩りと、四季折々の楽しみ方ができる。「年間を通していろいろなイベント、キャンペーンを実施中です。リピーターのお客様にいつお越しになられても楽しんでいただけるように努めております。」湯河原駅から毎日無料の送迎と定期シャトルバスが出ている。

情緒あふれる万葉公園。足湯施設もある(写真提供:湯河原温泉観光協会)

情緒あふれる万葉公園。足湯施設もある(写真提供:湯河原温泉観光協会)

幕山公園では毎年「梅の宴」を開催。山麓の斜面が梅のじゅうたんに覆われる(写真提供:湯河原温泉観光協会)

幕山公園では毎年「梅の宴」を開催。山麓の斜面が梅のじゅうたんに覆われる(写真提供:湯河原温泉観光協会)

DATA

  • 住所:神奈川県足柄下郡湯河原町宮上279
  • 電話:0465-62-4805
  • 補足:宿泊料金・予約については公式ホームページをご確認ください
  • 公式ホームページ(外部リンク):http://www.yunosato-sugina.com/
  • 取材:西永福丸
  • 撮影:写真提供:湯の里「杉菜」
  • 掲載日:2015年10月19日
  • 情報更新日:2019年12月15日

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