杉並区役所2階に開設して以来、10年以上にわたり文化・芸術活動の交流の場として親しまれている区民ギャラリー。管理をする区民生活部文化・交流課文化振興担当者は、「他の区にも区民ギャラリーはありますが、本庁舎内にあるのは23区内でも珍しい。区役所に来た方々が気軽にアートに触れられる良さがあります」と話す。
展示には、「区主催展示」「交流自治体展示」「区民展示」の3種類があり、年間に合計40件ほど催しが開かれている。「区主催展示」では、ポスターやパネル展、行政からのお知らせ・展示などを実施。2016(平成28)年の「ウルトラマンシリーズ放送開始50年 ウルトラマンパネル展in杉並」や、2018(平成30)年の「1964東京オリンピック聖火リレー写真展」など、話題性のある企画も多い。「交流自治体展示」では、「相馬野馬追応援企画 武者絵展」や区と友好関係にある自治体の風景写真展などを開催している。
上記の展示がない期間に、個人や団体のアート活動の発表の場として催されるのが「区民展示」だ。貸出要件(※)を満たせば、区内在住・在勤・在学者なら誰でも応募でき、広いスペースを無料で利用することが可能だ。募集は区公式ホームページの「区からのお知らせ」や、杉並区文化・芸術情報誌「コミュかる」で定期的に行っており、人気があるので毎回抽選になるという。過去には、小学3年生が自分で作った昆虫アートを発表したり、ご年配の方が人生の節目となる展示を行ったこともあった。「展示作品を見て自分もやってみようという気持ちになる方もいらっしゃいます。区民ギャラリーを通して、これからも区民の文化活動が次々とつながっていくことに期待したいですね」と担当者は話してくれた。
※詳しくは公式ホームページ「貸出要件」を参照
▼関連情報
杉並区役所ホームページ>区からのお知らせ(外部リンク)
杉並区役所ホームページ>文化・芸術情報紙「コミュかる」(外部リンク)