チェンバー・オブ・レイヴンは荻窪駅北口の教会通りにあるテーマカフェ。ミステリアスな雰囲気の外観に誘われ店内に入ると「ミッドエルド」という架空の世界が広がる。
エンターテインメント企業でマーチャンダイジング(※1)を担当していたオーナーが、中世ヨーロッパをテーマとしたイマジネーションの世界を再現してみようと、2018(平成30)年7月にオープン。店内のオブジェや装飾品は、輸入後に手を加えてから展示しており、一見の価値ありだ。「装飾には時間をかけています。お客さまが楽しんで写真を撮っているところを見ると苦労も報われます」とスタッフは話す。
1階はテーブル席がメイン、2階にはカウンター席などがある。
オリジナルキャラクター「熊のウィンクルくん」型チョコレートがのった華やかな「ウィンクルストロベリーパンケーキ」(2,800円)は大人気のパンケーキだ。バレンタインやハロウィン、クリスマスなどのイベント時には、季節限定のメニューも提供。グリルチキンのサラダ「ホーンテッドマウンテンプレート」(2,800円)など、ビーガン(※2)仕様に変更可能なメニューもある。
オリジナルドリンク「白兎を追いかけて」(1,600円)や、大鎌型のマドラーが付いたカフェモカ「レヴァナント スーベニアマドラーセット」(2,400円)なども人気だ。すべてのメニューでおいしさだけでなく盛り付けや食器にもこだわっている。オリジナルボトルを持ち帰れる「霊薬オリジナルスーベニアボトルセット」(1,800円)なども好評。
「オープン当初と比べるとファンタジーが好きな方々の間で、知名度が上がっているように感じます。SNSで当店の雰囲気をチェックして、ドレスアップして来店してくださる方もたくさんいらっしゃるんですよ」
新型コロナウイルス感染拡大前は近所に住む方が何気なく立ち寄り、地域住民との交流もあったというが、2023(令和5)年1月現在は感染拡大防止対策として完全予約制で運営している(公式ホームページから予約可能)。
※1 マーチャンダイジング:商品化計画、商品政策
※2 ビーガン:ベジタリアン(菜食主義者)の一種で、肉類に加えて卵、乳製品も食さないなどのライフスタイルを選択している人やスタイルを表す言葉