セシオン杉並は杉並区立社会教育センターと高円寺地域区民センターの複合施設の愛称である。1989(平成元)年6月1日に、杉並区立杉並第十小学校が移転した跡地に開設した。環状7号線沿いにあり、東高円寺駅から徒歩約5分、新高円寺からは徒歩約7分で着く。
2023(令和5)年8月1日、内装や設備を一新し、バリアフリーに対応した施設にリニュアルオープン。スペイン語で「出会い」を意味する「sesión(セシオン)」の名前のとおり、区民がともに学び、交流する場として、さらに充実した施設となった。
館内には各種届出や手続きができる杉並区高円寺区民事務所もある。区の災害対応の拠点施設でもあり、防災倉庫や非常用発電設備なども備えている。
各施設は、杉並区公共施設予約システム「さざんかねっと」で予約できる。
ホール
仮設の能舞台やオーケストラピットを備える503席(車椅子席・親子席を含む)の本格的なホール。能舞台は組み立て式、オーケストラピットはオペラなどの上演の際に客席の前4列を格納して設置する。2023(令和5)年に音響・照明設備もリニューアルし、さらに充実。コンサートや合唱などに幅広く利用されており、杉並公会堂、杉並芸術会館(座・高円寺)と並ぶ、区の文化教育活動拠点の一つとなっている。
談話コーナー・キッズスペース
談話コーナーは1階の入り口近くにあって利用しやすい。テーブル席のほか、カウンター式の学習コーナーがある。ガラス張りのキッズスペースは未就学児までが使用可能で、靴を脱いでのびのび過ごせる。
▼関連情報
杉並区公共施設予約システム「さざんかねっと」(外部リンク)
すぎなみ学倶楽部 文化・雑学>杉並の景観を彩る建築物>杉並公会堂
すぎなみ学倶楽部 文化・雑学>杉並の景観を彩る建築物>座・高円寺
ロビーコンサートや演芸会など、魅力にあふれる多彩なイベントが随時開催されている。また工作教室やヨガ講座など、さまざまな講座も実施。開催スケジュールは、公式ホームページの「イベントカレンダー」から確認できる。以下にイベントの一部を紹介する。
セシオンマルシェ
高円寺四大祭り(高円寺びっくり大道芸、東京高円寺阿波おどり、高円寺フェス、高円寺演芸まつり)に合わせ、年4回開催する楽しいイベント。第3回目となる2024(令和6)年8月は、ホールでの阿波おどり舞台公演や中庭での演舞とともに、縁日などが行われる。
セシオン杉並ホール ピアノ試奏会
美しいホールの響きを体感できるスタインウェイやベーゼンドルファーの試奏会。公式サイトから申し込める。