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荻外荘オリジナルグッズ（１）
「ウォッシャブルペーパー荻外荘ブリーフケース」。A5サイズのノートや本がぴったり収まる
グッズを購入して荻外荘の復原・整備に貢献しよう
杉並区は、荻窪にある国指定史跡「荻外荘（てきがいそう）（近衞文麿旧宅）」を2024年12月に史跡公園として公開した。
公開に先駆け、杉並区都市整備部みどり公園課では荻外荘のオリジナルグッズを企画。「デザインを考えるプロセスも楽しかったです」と職員は話す。2024（令和６）年12月からは杉並区立荻外荘公園内で販売しており、グッズの売り上げは「杉並区みどり基金」に積み立て、荻外荘公園に活用される。
▼関連情報
すぎなみ学倶楽部 文化・雑学＞杉並グッズ＞荻外荘オリジナルグッズ（２）
すぎなみ学倶楽部 文化・雑学＞杉並グッズ＞荻外荘オリジナルグッズ（３）
すぎなみ学倶楽部 歴史＞記録に残したい歴史＞運命の宰相・近衞文麿と荻外荘
荻外荘のロゴマーク
客間の壁紙の模様と応接室の床の敷瓦紋様
荻外荘は、昭和戦前期に内閣総理大臣を３度務めた近衞文麿の旧宅である。
オリジナルグッズのアクセントになっている動物模様は、客間の壁紙の模様。1940（昭和15）年、この客間で第二次近衞内閣の基本方針を話し合った「荻窪会談」が開かれた。
また、グッズのロゴマークの元になっているのは、建物の設計者である伊東忠太（※１）がデザインしたといわれる龍の紋様で、応接室の床の敷瓦に使われていた。
※１ 伊東忠太（いとう ちゅうた）：築地本願寺などを手がけた日本を代表する建築家
「荻窪会談」が開かれた荻外荘の客間。壁に動物模様が見られる（写真提供：個人）
「ブリーフケース」のマチ部分には、龍の紋様のロゴマークがある
ウォッシャブルペーパー荻外荘ストックバッグ
杉並区成田西にあるクリオインターナショナル株式会社が製作。紙と植物由来のセルロースを主原料とした自然環境への負担が少ない素材を使っており、水にぬれても型崩れしにくく破れにくい。
ストックバッグは、キャンバス生地のような質感。部屋のインテリアとして植木鉢のカバーに使うこともできるし、耐水性があるので台所や洗面台に置いて小物を入れてもよい。
〇価格：900円
○サイズ
縦24cm×横15cm×マチ幅15cm
○製造元：クリオインターナショナル株式会社
https://clio-inter.com/
上部を折り返すと荻外荘客間の壁紙にある動物模様が現れる（写真提供：杉並区みどり公園課）
ウォッシャブルペーパー荻外荘ブリーフケース
ブリーフケースは革製品のような質感。マチ幅は３cmで、丈夫なだけでなく見た目以上に収納力がある。本や書類のほか、歯ブラシなどのトラベルセットや、ドライバーやはさみなどの道具入れとしても活躍しそうだ。
〇価格：900円
○サイズ
縦22cm×横16cm×マチ幅３cm
○製造元：クリオインターナショナル株式会社
https://clio-inter.com/
留めの玉ひもがおしゃれ（写真提供：杉並区みどり公園課）
ウォッシャブルペーパー荻外荘トレー
四隅に付いたスナップを留めたり外したりすることで形を変えられるミニトレー。先に販売したストックバッグとブリーフケースの革のような質感が好評だったため、「同じ素材で、1,000円以下の価格で販売できる便利な身の回りの品を作ろう」という思いで制作された。カラーは、青×茶、赤×灰の２種類。どちらもトレーの裏側に龍の紋様のロゴマークがさりげなく施されている。
家庭では鍵や印鑑など、オフィスでは付箋や目薬などの小物の整理整頓に使ってみてはいかがだろうか。スナップを外して平らにすれば持ち運びにも便利だ。
〇価格：800円
○サイズ
（スナップを留めた状態）縦9.5cm×横12cm×高さ3㎝
（スナップを留めない状態）縦15.5cm×横18cm
○製造元：クリオインターナショナル株式会社
https://clio-inter.com/
インテリアのアクセントにもなるおしゃれなデザイン（写真提供：杉並区みどり公園課）
赤×灰のトレー（左）のスナップはイエローゴールドで光沢がある。青×茶のトレーのスナップはいぶしゴールドでアンティーク調
荻外荘オリジナルグッズ
○販売場所
・杉並区立荻外荘公園
・杉並区立郷土博物館（本館及び分館）
○問い合わせ
都市整備部みどり公園課みどりの計画係
電話：03-3312-2111（代表）
▼関連情報
すぎなみ学倶楽部 特集＞公園に行こう＞杉並区立荻外荘公園
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すぎなみ学倶楽部 文化・雑学＞杉並のさまざまな施設＞杉並区立郷土博物館分館
DATA
- 出典・参考文献：
「文化財シリーズ46 国指定史跡 荻外荘（近衞文麿旧宅）」（杉並区教育委員会）
- 取材：矢野ふじね、おおつちさとべえ
- 撮影：矢野ふじね、おおつちさとべえ
写真提供：杉並区みどり公園課、個人 - 掲載日：2025年02月24日
- 情報更新日：2025年02月26日
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