杉並の歴史や地理に遊びながら詳しくなれそう
荻外荘の建物を200分の1スケールで作るペーパークラフト。実際の建物の杉並区による復原図案を基に設計、製作された。近衞文麿居住当時(1937(昭和12)年~1945(昭和20)年)の、居住棟・別棟・玄関棟・客間棟・蔵からなる入り組んだ建物や、屋根の構造が忠実に再現されており、昭和前期に首相官邸に準じる役割を担った風格が感じられる。
みどり公園課職員によると「難易度は、一般向け“中の上”程度」。商品に同封の組立図に加え、製造元のホームページに作り方の詳細な説明があり、初挑戦でも作成は十分可能だ。
完成品を眺めながら、荻外荘を舞台に繰り広げられたドラマに思いをはせるのも楽しそうだ。
○価格:1,320円
○完成サイズ(参考値):縦19.5㎝×横24.0㎝×高さ7.5㎝
○製造元:ファセット
https://facet.shop-pro.jp/
近衞文麿が荻外荘に住み始めた1937(昭和12)年ごろの杉並区の地図パズル。47の町ピースのほかに、荻外荘だけが小さな一つのピースになっているのが特徴だ。「荻外荘の名前の由来には、建物が東荻町(現荻窪)の外にあったからという説があります。このことがパズルになっていたら、当時実際に、荻外荘が“荻窪”の外にあったことを楽しく知っていただけるはずだと思い、企画しました」と、みどり公園課の職員は話す。台紙側には現在の杉並区の地図が描かれているので、町名の移り変わりも学べる。一人でじっくり挑戦するのも良いし、家族でにぎやかに遊ぶのも良い。何度でも繰り返し楽しめ、歴史や地理の勉強にもなる。完成したときの達成感はかなりのものだ。
○価格:1,500円
○サイズ:縦21.5㎝×横20㎝
○製造元:地図パズル屋 小栗信太郎
https://kosyakougei.com/
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客間の壁紙に使われているユニークな動物模様のマスキングテープ。貼ると、まるで動物たちが行進しているように見えるのがポイントだ。文化財である荻外荘のイメージに違和感がない色合いを考えて製作された。メモや子供の絵を貼る時などに使用するのはもちろん、ラッピングや雑貨の装飾にもお勧め。自由な使い方ができ、杉並の文化をアピールすることもできる優れもの。
○価格:400円
○サイズ:幅24㎜×長さ7m
○製造元:カモ井加工紙株式会社
https://www.kamoi-net.co.jp/
デザインコンセプトは「ポップ」。前作「動物たちの行進」マスキングテープがどちらかというとシックな印象だったので、まったく違ったイメージにしようと水玉柄が選ばれた。荻外荘応接室の床の敷瓦に使われていた龍の文様が、水玉模様のところどころに隠し絵のように配置されているのが楽しい。
色展開はピンクとミントの2色。気分や雰囲気に合わせてメモを留めたり、端の水玉同士を合わせて幅を広げたデコレーションをしたりとさまざまに使用できる。荻外荘を知ってもらうきっかけとしてちょっとしたプレゼントにもよさそうだ。
○価格:400円
○サイズ:幅24㎜×長さ7m
○製造元:カモ井加工紙株式会社
https://www.kamoi-net.co.jp/
○販売場所
・杉並区立荻外荘公園
・杉並区立郷土博物館(本館及び分館)
○問い合わせ
都市整備部みどり公園課みどりの計画係
電話:03-3312-2111(代表)
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