阿佐ヶ谷駅北口から中杉通りを直進。12分ほど歩いたところで、右手にレンガ色の屋根が印象的なお店が現れる。ここBOULANGERIE KOCHU(ブーランジェリーコチュウ)は、かつて都内有名ベーカリーで店長を務めていた木原幸子さんが地元杉並に戻り、2004年に夫婦で独立開業したベーカリーショップだ。まるで雑貨店のようなカントリー調の店内には、毎日80~90種類ものパン、サンドウィッチ、ケーキ、菓子が並ぶ。研究熱心な木原さんは、評判のパンがあると聞けば、休日を使って九州にまで買いに行くこともあるのだとか。その情熱とこだわりがすべてのパンに込められているのはもちろんのこと、日ごと、時間ごとに焼きあがるパンが違うため、いつ足を運んでも新鮮な驚きがある。
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手土産に人気のバナナブレッド(650円)は、バナナをふんだんに使ったパウンドケーキ。ほのかに香るバナナリキュールがアクセントになっている。阿佐ヶ谷フロランタンラスク(150円)は、定番人気の四角い食パン「角食」(240円)をベースに、アーモンドスライスとキャラメルをぎっしり乗せたご当地ラスクだ。どちらも蜂蜜や練乳などのやさしい原料を使用しているので、まるみのある、ほっとするような甘さが特徴。