阿佐谷パールセンターの蒲重蒲鉾店の創業は昭和11年。現在は2代目夫婦と3代目夫婦の家族4人で老舗の看板を守り続けている。昭和の懐かしさを残す店内は手書きポップが複数掛けられ、よく見るとおいしいおでんの作り方や調理のコツなどためになる情報もある。この店には保存料を使わずに手作り、誰でも安心して食べられる種類豊富なさつま揚(30種)が並ぶ。3代目店主が自ら築地で仕入れる魚(いとより・きんとき鯛・まぐろ)を原料に使い、朝5時から夕方までせわしなく作っては並べを繰り返して揚げたてを販売する。できたてホヤホヤのさつま揚が並べられると白い湯気に吸い込まれるかのように、買い物客が次から次へと足を止める。他にも、大きなおでん鍋の中でつゆに浸かるおでんも人気。冬の定番「おでん」がここでは一年中売られている。
おすすめ商品
一番人気はプレーンのさつま揚(1枚90円)。そのまま何もつけずに食べるのが一番だが、わさび醤油や生姜などと共に食べると酒のつまみになる。どれを買おうか迷ってしまったら数種を詰め込んだ詰め合わせ(1パック1,000円)がよいだろう。こちらは手みやげとしても重宝だ。ちなみに店主の好みは香りがよいシイタケ(1枚90円)、にら揚(1枚80円)だそうだ。