昭和22年に西荻窪から高井戸駅の目の前に移り、高井戸の、そして環八の変遷をずっと見続けてきたこがね堂。店内に並ぶおかき類は、もち米を炊いて餅をつくところから始まり、すべてが店の奥での手作業。せんべいも1枚1枚昔ながらの製法で焼きあげられ、醤油も2年醸造させたものを使うなど、味へのこだわりも深い。通常でも1週間、乾燥しづらい梅雨時は、10日以上もかけて、丁寧に作り上げられる。
おすすめ商品
見事なまでにさっくりとした軽い口当たりと風味豊かな豆おかき(540円)は、定番の人気商品。歯ごたえと香ばしさが煎餅好きにたまらない「江戸手焼」や薄焼きの「さざ波のり」、ひと袋で七種類のせんべいが楽しめる「なな味詰合せ」もおすすめ。また1月下旬~3月3日まで期間限定で作られる「ひなあられ」は、東京都米菓製品品評会で審査員長賞を受賞。毎年、ひな祭り当日は既に売り切れてしまう人気ぶりだ。