神田川のほとりにあるそらまめ本舗の店主は、生まれも育ちも方南町っ子。子どもの頃からの「だんご好き」が高じ、会社員を辞めて修行、2003年に自宅を改装して店を始めた。
店頭に並ぶ商品は、だんごに豆大福、どら焼きと種類は少ないが、特別なものを作るのではなく、定番のものをじっくり仕上げることにこだわっている。だんごの生地を作るのに、通常うるち米の粉を20~40分蒸すところ、倍の70~80分かけて、もっちりとコシのある食感にしている。
神田川を散歩がてら、こだわりのだんごを食べに行こう。
おすすめ商品
名物の「荏胡麻みそ団子」(1本108円)は、荏胡麻(えごま)のほろ苦さと味噌の甘みがどこか懐かしい味わい。「荏胡麻みそは母の郷里がある東北ではよく食べられる。他にはないものを作りたかった」という。シンプルなしょうゆ、自家製餡の草団子もおすすめ。むっちり餅となめらかな餡の豆大福(1個120円)は、2つ3つと食べたくなる。