高橋の酒まんじゅう

こうじのよい香りが食欲をそそる「酒まんじゅう」

高橋の酒まんじゅうは、先代が1985(昭和60)年ごろに杉並区本天沼3丁目に出店。その後、杉並区天沼2丁目へ移転し、今の場所に落ち着いたのは、30年以上前だそう。はじめから酒まんじゅうのみの取り扱いだった。「ほかのものが作れないので」と謙虚に話してくれたのは、先代の孫にあたる現在のご主人。一つ一つ丹精を込めて作っているため、一日に作れる数量はわずか。一度に100個も買っていく大口の客もいるため、日によっては午前中に 閉店してしまう場合もあるという。

こうじの香る皮にさっぱりしたあんが合う

こうじの香る皮にさっぱりしたあんが合う

おすすめ商品

唯一の商品である酒まんじゅうは1個130円 。柔軟剤やふくらし粉などを使わず、自然発酵による昔ながらの製法にこだわっているのが特徴だ。特に、あんこは上質のものを厳選して使用。出来たてはほんのり温かく、酒まんじゅうが包まれているラップを開けると、こうじのよい香りがして食欲をそそる。添加物を使っていないため、時間がたつとやや硬くなるが、電子レンジやトースターで温めたり、薄力粉をつけて天ぷらにしたりすると、おいしく食べられるそう。冷凍すれば1カ月ほど日持ちするので、たくさん買って保存しておけば、毎日おやつの時間が楽しみになること間違いなしだ。

青梅街道から天沼八幡通りに入ってすぐ看板が目に入る

青梅街道から天沼八幡通りに入ってすぐ看板が目に入る

高橋の酒まんじゅう 宮前店 ※2024年7月8日加筆

2024(令和6)年4月に宮前店が開店。西荻窪駅南口から徒歩約11分、神明通りを約1km東に向かうと、右手に高橋の酒まんじゅう 宮前店がある。荻窪駅からはバスで「大宮前体育館」下車、徒歩約3分だ。
店主は荻窪店の店主の兄。「あまり目立たないところで開店したいと思い、この地を選んだ」と語る。
甘さ控えめで口当たりのよい手作りの酒まんじゅうは、本店と同様に大人気だ。店頭には5個入り、10個入りのパックが並ぶが、1つ130円から購入できる。早い時間に売り切れることもあるので、前もって予約するのもおすすめだ。営業日の午前8時より電話で予約できる。

DATA
住所:杉並区宮前3-30-11
電話:03-5336-0225
最寄駅:西荻窪(JR中央線)
休業:日曜・月曜
営業時間:10:00~ ※売り切れ次第終了

杉並宮前三郵便局の近隣に佇む店舗

杉並宮前三郵便局の近隣に佇む店舗

手作りならではの素朴な形

手作りならではの素朴な形

DATA

  • 住所:杉並区天沼3-1-9
  • 電話:03-3220-2103
  • 最寄駅: 荻窪(東京メトロ丸ノ内線)  荻窪(JR中央線/総武線) 
  • 営業時間:10:00-
  • 休業:日曜・祝日
  • 補足:売り切れ次第終了
  • 取材:佐竹未希、SATOKO
  • 撮影:佐竹未希、SATOKO、TFF
  • 掲載日:2008年08月06日
  • 情報更新日:2024年07月08日