そこがギャラリーだとは気がつかないほど住宅街に溶け込んだ、けれど明らかにアートな空気が漂う空間。ブルーと白に身を包んだオーナーの小峰恵子さんが語ってくれた。
「私もそうでしたけど、知らないギャラリーってなんだか入りづらくて、入ったら居場所がないって言うか・・・。初めてでも心地よいギャラリーってどういう所だろうといろいろ考えました。結局、自分が心地よいものを集めてみると自然に統一された雰囲気が出て、バランスも取れたんです。」
普通の住宅をお知り合いの建築家と相談して改築。中庭の四角い池と白い壁、室内の天井の高さと木材の質感は確かに心地よく、「そこにいる時間を楽しんでいただきたい。お茶でも飲んでつい長居しちゃう場所になればいい」と、カフェも併設して想いを具現化したそうだ。
取材時には真鍮製でナチュラル感ある作家作品がディスプレイされていた。
持ち込み展覧会企画は応相談。2013年の7月4日で丸6年を迎えたスペースである。