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甘味処 甘いっ子

「杏ミルク金時白玉」(1,300円)

「杏ミルク金時白玉」(1,300円)

並んででも食べたい”かき氷”

現店主は学生時代から「甘いっ子」の大ファンで、20数年間通い続けていた。店を閉めると言う先代から店を引き継いだのは2000(平成12)年。それまでサラリーマンだった店主にとって、1965(昭和40)年に開店し、長く支持されてきた甘いっ子を継ぐ修行は、想像を絶するものだった。先代は職人気質で「見て覚えろ!」というポリシー。2~3年後、味や作り方など何もかもを託されて完全に店を任されたが、「たまにふらっと来て味見をしていく先代が怖かった。」と話す。
看板商品は、いちご、杏、宇治、ミルクなど数種類あるかき氷。いちごと杏のシロップは自家製だ。いちごは、あまおうが手に入る時期は必ずあまおうを使い、それ以外も国産で大きく味の良いいちごを選ぶ。火にかけずに作るシロップは、まさにフレッシュないちごそのものの味だ。また、杏はカリフォルニア産の大きな乾燥杏を刻んで煮込み、裏ごしする。「繊維が多い杏は、裏ごしが一番大変。」だそうだが、出来上がった杏シロップは、とろみと照りが美しくフルーティーだ。
通年でのおすすめはあんみつ。餡になる小豆は、収穫後の小豆の中から大粒な物だけを選別した帯広産の「豊祝」。甘いっ子のさっぱりとした甘さの餡に最適だと言う。「いつもはつぶ餡とこし餡の2種類を作っていますが、夏の繁忙期はつぶ餡だけで勘弁してもらっている日もあります。」
「甘味処」という名前がふさわしい店内では、長年継承された伝統の甘味と共に、どこか懐かしいレトロな雰囲気も味わえる。

DATA

  • 住所:杉並区西荻南2-20-4
  • 電話:03-3333-3023
  • 最寄駅: 西荻窪(JR中央線/総武線) 
  • 営業時間:11:00-18:00
  • 休業:月曜
  • 補足:無くなり次第終了
  • 取材:小泉ステファニー
  • 撮影:小泉ステファニー
  • 掲載日:2015年06月22日
  • 情報更新日:2024年05月13日

女性客に一番人気の「いちごミルク金時白玉」(1,300円)。かき氷はゴールデンウイーク頃から10月末までの季節限定商品

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クリームあんみつ(900円)

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西荻窪駅から徒歩数分。西荻窪駅南通り商店街にある

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あんみつはテイクアウトも可能。2個(1,500円)から

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