2017(平成29)年4月で3周年を迎えたパティスリー華(はな)。オーナーシェフの松原さんに店名の由来を尋ねたところ、「製菓専門学校に通っていた時から、お店を持つなら“華”にしようと決めていました。漢字で覚えやすく、しかも親しみがあって華やかな印象だからです」とのこと。阿佐谷に店を構えたのは、まったくの偶然。「開店するまで阿佐谷には来たことがありませんでしたが、生まれ育った東京都大田区と同じように気どらない感じで、今では大好きな街になりました」。老若男女誰でも親しみやすい、気軽に立ち寄れる「地域に愛される街のケーキ屋さん」を目指している。
おすすめ商品
街の名前を付けた「阿佐ヶ谷ロール(1,400円)」。しっとりしたメープル味の生地で、クリームと栗を巻いたロールケーキだ。メープルのさっぱりした甘さと風味をもつスポンジが、カスタードクリーム、生クリーム、栗の渋皮煮を理想的なバランスでくるんでいる。「カスタードクリームは、生クリームを合わせるのが主流ですが、当店では牛乳、卵、砂糖、小麦粉とバニラビーンズだけを使ってシンプルに、素朴な味に作っています。また生クリームは、動物性のクリームと植物性のクリームをミックスして、ちょっと多めに食べても重たく感じず、飽きずに食べていただけるように工夫しています」と松原さん。ポップに細工したいちごをトッピングしたデコレーションケーキ(4号2,450円~)や、キュートなメレンゲの動物がのったミルクショコラ(470円)は、子供たちに大人気。イートインスペースも併設されている。