昭和の始めに創業した小張(こばり)精米店。二代目ご夫婦と三代目の若夫婦が協力し合い、全国から選りすぐった米の卸売りや小売り販売をしている。「質を重視した特別栽培米や農薬が少ない米を扱っています。お客さんの好みを教えてもらえれば、おすすめの品を紹介しますよ」と、三代目の小張正就さんは優しくアドバイスをくれる。地元イベント「ハロー西荻」などに、オリジナルパッケージ米を作成して提供するなど、地域活動にも熱心だ。店内は、プロの建築デザイナーでもある妻の三保子さんがしつらえた商品展示スペースもあり、明るく入りやすい雰囲気。平成28年度杉並区商店コンクール(※)で杉並区長賞を受賞したのも納得の良店だ。一般の精米店の枠にとどまることなく、顧客に喜ばれる商品開発にも力を入れており、今後の挑戦にも期待したい。
おすすめ商品
2016(平成28)年のグッドデザイン賞を獲得した「お米の2合ギフト」は、年配者から子供のいる家庭まで、相手を選ぶことなく贈って喜ばれる商品だ。高級感ある外箱をスライドさせると、和をイメージしたカラフルなパッケージが現れ、目で見て、そして味わって二度楽しめる。また、2017(平成29)年6月から販売されている「米ぬか温熱・冷感パッド」もおすすめ。捨てられる米ぬかを再利用しており、温めると心休まる温もりがじんわりと広がり癒やされる。
※杉並区商店コンクール:毎年、杉並区商店会連合会加盟店で、店主の取り組み姿勢等が評価された店舗を表彰