方南町駅から徒歩約1分、方南銀座商店街の通りにある「マンハッタンパーソナルジム」は、赤を基調とした店舗が目を引く。
オーナーの大内満久さんは、1987(昭和62)年にホテルマンからトレーナーに転身。学生時代は柔道をしていて筋肉トレーニングを続けており、いずれはトレーナーとして独立したいと考えていた。大手スポーツクラブでトレーナーとして勤めた後、1992(平成4)年に渡米し、ニューヨークのマンハッタンで、1対1で指導を行うパーソナルトレーナーのライセンスを取得。「当時日本では、パーソナルトレーナーの人材が少なく、日本で指導するのもいいなと考えていました」と大内さんは語る。プロ野球トレーナーの誘いもあったが、1995(平成7)年に帰国後はスポーツクラブでの仕事を続け、2021(令和3)年に独立して自宅近くの方南町で開業した。
大内さんは利用者一人一人に合わせた異なる内容で、日々少ないときでも1セッション60分以内のトレーニングを3~5セッション指導している。「スポーツの身体能力を上げたい、高齢で体が硬くてもスムーズに動かせるようになりたい、きれいな体になりたいなど、どのような要望にも対応できます。胸、背中、お腹、足の四大筋肉を整えるには、筋肉トレーニングをすること、それに有酸素運動を加えると良い。食事のとり方もアドバイスしています。フィットネス業界に40年近く携わってきたので、何か悩みがあればぜひ相談してほしい」という。「利用者が目標を達成し、喜んでもらえることがなによりもうれしい。パーソナルトレーナーとして使命感を持っています。現在は、一般の方からプロアスリート・著名人まで指導しています」と話してくれた。
大内さんは、子供たちの健康づくりの一環として、地域でボランティア活動もしている。体を動かして純粋にダンスを楽しんでもらいたい、友達を作り積極的に練習に参加できるようになってもらいたいという思いから、杉並区在住の4歳から15歳までを対象者に「方南スタージャンプ」というダンスサークルを運営。現役プロダンサーに講師を依頼して、毎週日曜日10時から11時半まで、杉並区立方南小学校の体育館で開催している。2012(平成24)年に53人で開始し、ダンスコンクールにも出場するなど活動できる場を広げている。講師料などの実費として年13,200円(月1,100円 別途保険料800円)かかるが、保護者も自由に参加できる。興味のある人は大内さんまで気軽に連絡をしてはいかがだろう。