
傘型のホール目指して飛んでいけ
ターゲット・バードゴルフは、埼玉県が発祥のゴルフをコンパクトにしたスポーツで、1985(昭和60)年にスタートし40年以上の歴史を持つ。発案者はゴルフ愛好家の野嶋孝重氏である。1988(昭和63)年に日本ターゲット・バードゴルフ協会も設立され、第1回全国スポーツ・レクリエーション祭の正式種目になった。2003(平成15)年には第1回全日本ターゲット・バードゴルフ大会が開催、近年ではハワイやオーストラリア、中国、タイ、韓国など海外へも普及が拡大している。
スポーツ施設のグラウンドなどで、羽根付きのゴルフボールを使用し、ゴルフクラブを1本だけ使い爽快にナイスショット。初心者でも高齢者でも健康的に楽しめるスポーツだ。
競技経験者数は日本全国で約10万人といわれている。
バドミントンのシャトルのような羽根を付けた合成樹脂製のゴルフボールを使う。各自がゴルフマットを持ち歩き、マットからパラソルを逆さまにしたような形状のホールに向けて打つ。ゲームに使用するクラブ(※)は1本だけ。
グラウンドにロープを敷いて作った複数のホールを回り、打数の少なさを競い合う。
ボールを打つ動作、ルールなどはゴルフとほぼ同じで、羽根の付いた特殊な形状のボールを使用するため、飛距離が抑制されることで競技者間の体力的な差が出にくい。ゴルフと比べ狭く短いコースながら、フルショットの醍醐味と爽快感を味わうことができる。コントロールが必要なため奥が深く、ボールをホールへ入れる技術や集中力を欠かすことができないという難しさが面白い。
杉並区では、1992(平成4)年5月に杉並区ターゲット・バードゴルフ協会が設立された。そして現在30年以上の歴史を積み重ねている。発足当時は会員数12名からスタートし、2025(令和7)年は111名が所属する協会へと発展している。男女が共に楽しみ、平均年齢が79歳、笑顔が魅力的なメンバーが集う団体である。
杉並区に在住、在勤及び在学する愛好者で構成され、快適な生涯スポーツとして会員の健康づくりと親睦や融和を図り、地域の社会づくりに貢献することを目的としている。
TAC杉並区上井草スポーツセンター・区立塚山公園運動場・東京都立善福寺川緑地・区立下高井戸運動場を使用して毎週2、3回の練習会と月例会、そして全国や東京都の各種大会へ参加。またバードゴルフ教室も年に数回開催している。
杉並区ターゲット・バードゴルフ協会の武石会長や理事からターゲット・バードゴルフの魅力について尋ねると「長く続けられ体全体を使うので健康的であり、風が吹くとボールが左右される難しさが面白い」、「ゴルフと違いクラブ1本だけなので、自転車で練習会場へ行けるのが大きな魅力」、「ゴルフやテニスがきつくなってきてターゲット・バードゴルフに出会う。会費も手頃で続けやすい」という答えが返ってきた。ターゲット・バードゴルフが生きがいだという会員もいるそうだ。ターゲット・バードゴルフの愛を強く感じた。
武石会長からは「全国競技経験者10万人の半分はゴルフ未経験。初心者の方も大歓迎。興味のある方はご連絡ください」とのメッセージが寄せられた。
※クラブ:ターゲット・バードゴルフのクラブは、TBG公認クラブの他、ゴルフ用ウェッジクラブも使用可能
一般社団法人ターゲット・バードゴルフ普及会 杉並区>https://tbg.inc/