ヨシゴイ(幼鳥)。10月、都立善福寺公園で撮影
コサギよりも小さいサギ。羽が茶褐色で、ヨシ原に潜んでいるので「ヨシ原の忍者」とも呼ばれている。
夏鳥(※1)だが、杉並区内では春と秋の渡りの時に善福寺公園にいた記録が少数ある。日本野鳥の会創設者・中西悟堂(なかにし ごどう)の記録によると、戦前の善福寺風致地区(※2)内では、ヨシゴイは「5月に観察」とある。
※1 夏鳥:春先に国内に渡って来て繁殖し、秋になると南の越冬地へ行く渡り鳥の総称
※2 風致地区:都市の豊かな自然環境を維持するために、自治体が保護を行う地域