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杉並区内で最初に開店したコンビニエンスストアはどこか?

コンビニエンスストア(以下、コンビニ)は、日本語に訳すと「便利なお店」といったところだろうか。その名のとおり、もはや私たちの生活に欠かすことのできない施設となっている。では、日本初のコンビニは、一体どこに作られたのだろうか?
その前に、まずコンビニの定義をハッキリさせておかなければならないだろう。経済産業省の業態分類によれば、
・売り場面積が30平方メートル以上、250平方メートル未満
・一日の営業時間が14時間以上
・飲食料品を取り扱っている
となっている。
これを見て思うのは、やや曖昧な定義だということ。そのため、どの店舗をコンビニとするのか、研究者の間でも諸説入り混じっているそうだ。
そこで大手コンビニに対象を絞り、なおかつ杉並区内に限定して調べてみることにした。

杉並区内で最初に開店した大手コンビニ

セブン-イレブンの上井草店が1975年10月10日に開店。セブン-イレブンの日本における第1号店が開店したのが1974年5月となっているので、それからおよそ一年半後に杉並区にも進出したということになる。
ここからさらに区内の店舗は増え続け、現在では何と65店舗もあるというから驚きだ。ここまで多くの店舗がオープンしたのは、やはりそれだけのニーズがあるから。鮮度と品質にこだわっているという数々のメニューが人々の支持を受けたからこそ、なのだ。

その他の大手コンビニ

残念なことに2007年3月13日現在で解答をいただいているのは、他にローソンと、ファミリーマートだけ。
ローソンは開店と閉店のラッシュが続いた影響で、本社でもその正確な日付を確認することはできなかったそうだ。47都道府県すべてに店舗を持つ最初のコンビニ(1997年に達成)ゆえに、店舗のデータ管理も大変なのかもしれない。そのローソンは、2007年2月27日現在19の店舗を杉並区内に展開している。また新潟のコシヒカリを使ったおにぎりや、100円ごとにポイントが貯まる「ローソンパス」など、かゆいところに手が届くサービスで支持を集めている。

では、ファミリーマートの解答では最初に杉並区内に出店したのは、1979年5月3日で八幡山店となっている。以降、次々と店舗を増やし、2007年3月14日の時点では、その数は40にもなるそうだ。現在は「できたてファミマキッチン」のフライドチキンがオススメで、実際に店で揚げていることから衣がパリパリ。ジューシー&スパイシーなその味がとても好評とのこと。

DATA

  • 取材:手塚一郎
  • 掲載日:2007年03月24日