災害時に住民を受け入れる災害救援所。令和3年4月現在、次の品々を各震災救援所に備蓄している。
詳細は、「災害救助物資備蓄一覧」453ページを参照。
▼関連情報
区政情報 > 政策 > 行政計画 > 部門別計画(区政経営・危機管理部門) > 杉並区地域防災計画(平成27年修正)別冊・資料>資料169「災害救助物資備蓄一覧」(外部リンク)
食料 乾燥米:3,200食、クラッカー:3,500食のほか、高齢者や乳幼児用の食料など
飲料水 区内では概ね2kmの範囲内に1カ所、給水できる拠点を確保し、区民(54万人)が1日3リットル使用するとして、51.7日分を確保(都の設備を含む)。
生活用品 肌着類、毛布、ゴザ、カーペットほか。
医療品 すべての震災救援所に災害救急接骨セット、15カ所の医療救護所に災害救急ミニセット、10カ所の医療救護所に災害救急助産セット、これらの備蓄品で足りない場合は、薬剤師会に協力を要請して調達し、それでも不足する場合は東京都に要請する。
なお、東日本大震災の経験を踏まえて、下記の体制強化が予算化された。
・備蓄品:屋外夜間照明用投光機、インバーター付発電機
・バイク隊:被災状況の迅速な情報収集や的確な救援活動を行う
現在の鉄筋校舎ができたのは、昭和40年9月。備蓄倉庫を併設して建設するようになる以前の校舎なので、校門からすぐの校舎1階にある教室を1つ確保して備蓄倉庫として活用している。出入り口に近く、1階というのは備蓄されている食料や備品を運搬するのに、重要な条件である。
倉庫内中央においてある机は作業台である。作業台の周囲にはスペースが確保されている。
災害時にはその場に居合わせた人が、倉庫内の備蓄物を確認し、何を運び出すかを決定し、迅速に運び出すことになる。この一連の作業を実行するには、一見、不効率に思えるこのレイアウトが有効に機能する。緊急時に備蓄品を取り出す人は倉庫内の備蓄品を熟知している管理者とは限らないからだ。
公園中央部にはヘリコプターの緊急離着陸場が設置されている。防災倉庫の屋上に「桃井防」と赤字で全面に書かれており、ヘリコプター緊急着陸時の目標としている。防災倉庫には、非常用防災トイレ一式が保管されている。
防災倉庫と管理事務所の間に、炊き出しなどを行うためのかまどベンチ1基、かまどスツール2基がある。
園入口にソーラー照明灯10基が設置されている。平常時にも使用しているが、災害時には停電になっても明かりが消えず、公園へ安全に避難できる役割を果たす。
非常用防災トイレは、下水道直結式で70基あり、災害時は蓋を開け、テント(簡易設備のテント)と便器を設置して使用する。雨水タンクの水を「手押しポンプ」で流す仕組みで、断水・停電時も機能する。「手押しポンプ」は思った以上に軽く、小学校高学年であれば十分に操作可能と思われる。「耐震性の高い下水道」に直結したトイレを設置しているのは、柏の宮公園と桃井原っぱ公園だけである。
公園にはほかに耐震100トン地下貯水槽2基があり、災害時に防火用水、消火用散水など多様な用途に使用できる。
緊急交通路に指定されている青梅街道と、桃井原っぱ公園の間には幅25メートルの大型緊急車両対応通路を確保している。
全方向から公園に避難できるように、公園外周の歩道と公園内との間には塀がない。
公園の東側の沿道に水が流れている。これは火災発生時の熱気を緩和させ、避難者がやけどをしている場合の応急措置設備でもある。