地名に永福が付く地域に氏子を持つ永福稲荷神社(えいふくいなりじんじゃ)は、隣にあり地名の由来でもある永福寺境内の鎮守として1530年に創建された。京都の伏見稲荷大社の分霊で「お稲荷さん」として広く信仰されている穀物の女神、宇迦之御魂命(うかのみたまのみこと)を祀(まつ)っている。明治に入って神仏分離のため、境内600坪が永福寺より分離された。稲荷神社は稲、穀物から転じて、生活の力になる神として、家内安全、商売繁盛、交通安全と幅広い御神徳があるといわれる。
1月のどんど焼きは、杉並消防団第1分団が見守る中で行われる。2月の節分祭では毎年、永福小学校や都立大塚ろう学校永福分教室の児童が豆をまく。
近年は「永福」という幸せな名前にひかれて参拝に来る人が多い。遠く九州から初詣に来る家族や、「中国では永福という言葉が大変縁起が良い」と、中国から何度も訪れる方など。結納の後にお参りに来るカップルもいるそうだ。
現在(2015年7月)境内に来る鳩の中に1羽だけ白い鳩がいる。いつの間にか「幸せの鳩」として噂になり、地元の方々は「今日は白い鳩を見たから良い日だ。」と言うようになった。
9月23日(月・祝)、24日(火)
23日 13時 神輿渡御
19時 民謡踊り・フラダンス
24日 10時 例大祭
18時 カラオケ大会
※子供神輿は中止
元旦のふるまいは中止。7日頃まで、参道に茅の輪(ちのわ)が置かれており、参拝者はそこをくぐってから参拝することになっている。14日10時からは、お飾りや旧年に使ったお札などを焚きあげる「お焚きあげ」が行われる。