毎年11月末に紅葉ライトアップが開催される
荻窪駅から南へ徒歩7分ほど、音楽評論家の大田黒元雄氏が47年余りの時間を過ごした屋敷跡地に作られた区立公園。「公園にしてほしい」という氏の遺志により、遺族によって区に寄付された土地を杉並区が日本庭園として整備し、1981(昭和56)年10月1日に開園した。広さは約8,900平方メートルに及ぶ。できる限り当時の原形を保時した園内に池が再現され、イチョウ並木をはじめとした巨木が生き生きと茂っている。
数寄屋造り(※1)の茶室や、旧書斎である記念館、民家の土間を思わせる休憩所といった建物があり、記念館は1934(昭和8)年に建築された西洋風建築物で、氏が生前に愛用したピアノや蓄音機などが今も残されている。
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毎年晩秋には、紅葉の園内を期間限定でライトアップし、夜まで開園。池に映りこんだ紅葉の美しさに、多くの人々がカメラを手に訪れる。
2022年の紅葉ライトアップ
日にち:11月25日(金)~12月4日(日)
ライトアップ時間
平日:午後5時~8時(最終入園 午後7時45分)
金曜日・土曜日・日曜日:午後5時~9時(最終入園 午後8時30分)
参加費:300円。小中学生100円。(通常開園時間は無料)
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