1967(昭和42)年築の杉並会館は、区民の福祉の増進、文化の向上を図るために建てられた。鉄筋コンクリート地下2階地上4階建てのモダンな印象の外観に、重厚感のある内装、手入れの行き届いた庭園を備える。荻窪の閑静な住宅街に建ち、入口正面の道路を挟んだ向かい側には荻窪八幡神社がある。
建築当初から区立施設では珍しい宴会室機能があり、2005(平成17)年からは、文化施設の杉並アニメーションミュージアム(※)を併設している。例年11月に開催される「すぎなみフェスタ」のイベント会場の1つになるなど、地域の人々の交流の場となっている。
※ネーミングライツの導入により、2018(平成30)年9月から名称が「東京工芸大学 杉並アニメーションミュージアム」となった
1階
ロビーの天井は高く、広々として明るい。大きな窓に対する陶壁は、著名な陶芸作家、會田雄亮(あいだゆうすけ)氏の作品である。この陶壁や館内の歴史を感じさせるデザイン、シャンデリアなどは「杉並会館ならではの伝統と格式のある雰囲気が味わえる」として評判を得ている。
2階
「孔雀の間」「末広の間」「芙蓉の間」の大中小3タイプの部屋があり、披露宴、記念式典、歓送迎会、謝恩会、同窓会などに利用できる。どれも華やかで居心地の良い宴会室である。例えば、荻窪八幡神社で挙式をした後に披露宴を行えると好評だ。また、お宮参りや七五三など家族の行事の場としても、地元の方を中心に利用が多い。
※宴会室についての最新の情報は、区のホームページ「施設案内 杉並会館」に掲載
杉並区ホームページ>施設案内 杉並会館(外部リンク)
3階、4階には、東京工芸大学 杉並アニメーションミュージアムがあり、「日本のアニメの歴史」から「これからのアニメ」までアニメ全般を総合的に紹介している。アニメーションの原理を学べるしかけやアフレコ体験コーナー、アニメの制作過程を直接体験できる参加型展示があるほか、人気アニメなどのコンテンツに焦点をあてた企画展が年に数回開催される。
▼関連情報
すぎなみ学倶楽部 歴史>アニメのまちができるまで>1.杉並アニメーションミュージアムの誕生
■東京工芸大学 杉並アニメーションミュージアム
電話:03-3396-1510
FAX:03-3396-1530
開館時間:10:00‒18:00(入館17:30まで)
休業:杉並会館と同じ
公式ホームページ:http://sam.or.jp/