現役進学率94.6%(2017年度卒業生実績)と高い進学率を誇る日本大学鶴ヶ丘高等学校。1951(昭和26)年に、日本大学農獣医学部(現・生物資源科学部)の併設校として創立。主に日本大学への進学を目指す普通コースのほか、国公立大学・難関私立大学への合格を目標に据える特進コースがある。2年生になる時に普通コースから特進コースへ移る機会もあるそうだ。「なぜ大学附属高校に特進コースが存在するのかと聞かれることもありますが、生徒たちの主体的に学ぶ気持ちや高い志を大切にしてきたからです」と広報部(英語科)の加藤教諭は言う。
部活動の加入率も高く、野球部、アメリカンフットボール部、空手部、剣道部、放送部は全国大会などで活躍。その他、多くの運動部・文化部が、都大会などで華々しい成果を上げている。
川原校長は、「ここ数年、“ひらかれた教育”を目指すため、生徒、教職員、保護者、地域の方々で作る“チーム鶴ヶ丘”として、対話を大切にしています。意見の相違を歓迎し、対話していくことを教職員全員にお願いしています」と語る。教職員や生徒たちと、いつでも面談をして理解し合えるように、校長室の扉も常にオープンにしているそうだ。職員室の隣にも、質問に来た生徒に対応するための、ガラス張りの明るい学習室があり、全教員が生徒一人一人と向き合いながら丁寧に指導している。
また、地域活動に力を入れているのも特徴の一つ。「地域との連携を通じて、本校を深くご理解いただきたいと思っています。地域の皆さまには、本校の生徒たちを“地域の和泉の子”として見守っていただいております」と話す川原校長。近隣の杉並区立杉並和泉学園(小中一貫校)と一緒に、イベントや奉仕活動に取り組んでおり、和泉学園の保護者から「優しいお兄さんお姉さんが教えに来てくれるので子供も喜んでいます」と感謝の声が寄せられている。また、野球部は学校周辺や通学路の朝の清掃など奉仕活動を行っている。春夏の甲子園の予選に向けた大会が始まると、日鶴ナインの応援に熱くなる杉並区民も多いという。
川原容子校長のメッセージ
「本校のホームページでは、学校紹介や校長通信のほか、さまざまな活動も発信していますので、是非ご覧ください。生徒の皆さん、本校で過ごす3年間ですべての教育をバランスよく学び、生涯にわたってのアクティブ・ラーナー(※)であり続けてください」
※アクティブ・ラーナー:主体的に課題を発見・解決する人
建学の精神
「三校訓」自主創造 真剣力行 和衷協同
主な地域活動
・杉並和泉学園との連携:「べんきょうサポート」(杉並和泉学園の放課後学習をサポートするボランティ活動)、杉並和泉学園のイベントへの参加など
・地域主催の避難訓練への参加
・野球部の朝の清掃:学校周辺や通学路の清掃
イベント情報
・学園祭(鶴ヶ丘祭):2019年6月22日(土)、23日(日)
・学校・入試説明会(夏休みキャンパスツアー):7~8月の土日を中心に開催(要予約)
・入試学校説明会:2019年10月5日(土)、11月2日(土)、16日(土)(要予約)
著名な卒業生
・清水省吾(俳優)、岩城滉一(俳優)、佐野稔(元フィギュアスケート選手)
生徒数(2018年度)
3学年合計:1,254名(普通コース:1,136名 特進コース118名)