
観泉寺(かんせんじ)は、桶狭間で織田信長と戦った今川義元の嫡男(ちゃくなん)、今川氏真(うじざね)によって、1597(慶長2)年に建立された。当初は名を観音寺(かんのんじ)といい、現・杉並区下井草にあった。この寺を、氏真の孫の直房(なおふさ)が現在の杉並区今川に移して観泉寺と称し、当初は現・新宿区市ヶ谷にあった祖父・氏真の墓を改葬するとともに今川家累代の供養塔を安置した。なお、直房自身は現・新宿区市ヶ谷に長延寺を建立し、直房をはじめ今川家のほとんどが、現・杉並区和田に移転したその寺に埋葬されるようになったが、観泉寺には東京都指定旧跡の今川家累代の墓がある。
住職の田中法生さんは、家族を含めて祖父の代から4代続く桃井第一小学校の卒業生。「地域のお役に立てるなら」と2018(平成30)年に始めた境内の日本庭園のライトアップや、町会と共催するお祭りなどの際には近隣に住むたくさんの人が足を運ぶ(※)。
宗派 曹洞宗
本尊 釈迦如来像
今川紅とうろin観泉寺
日にち:2025年11月29日(土)・30日(日)
ライトアップ時間:午後6時~8時半(最終入場 午後8時15分)
参加費:無料
※ライトアップなどの詳しい開催情報については、公式ホームページや地域の掲示板、イベントちらしなどを参照
▼関連情報
宝珠山 観泉寺(外部リンク)
観泉寺提供資料「観泉寺の歴史」「今川氏と観泉寺」(非売品)