店主の西森さんが好きな商品を中心に、多様なニーズに応えられる商品を取りそろえている。オンラインショップも充実
店主の西森さんが趣味でアフリカ民族楽器を演奏していたことがきっかけで始めた「アフリカ民族楽器・アフリカ雑貨店 BOGOLANMarket(ボゴランマーケット)」。地元が阿佐谷だったことから、2004(平成16)年、阿佐谷北にオープンし、2013(平成25)年に荻窪駅から徒歩約9分の現店舗に移転した。店名は、伝統的なアフリカの泥染め布「ボゴラン」から名付けたという。
主に西アフリカ、東アフリカの雑貨を扱っており、店内には日用雑貨、バッグ、洋服、彫刻品などさまざまな商品が所狭しと並ぶ。素材や色使いに異国情緒あふれる商品を見ていると、まるでアフリカにいるような気分を味わえる。
西森さん一押しの商品はマスク(お面)だ。「個人的には、顔の表情がわかるマスクが好きなのですが、少し怖いと感じるお客様もいらっしゃるようで、かわいいマスクがよく売れます」。色鮮やかな布「パーニュ」も人気の商品。レトロな柄からはやりのものまであり、衣類や小物などを制作するために購入する客が多いとのこと。「マスクや布などがこれだけそろっているのは、他店と比べても珍しいと思いますよ」と西森さんは話す。
アフリカの民族楽器も販売しており、ヤギの皮を使用したジェンベ(ジャンベ)や牛の皮を使用したドゥンドゥンなど、珍しい太鼓が目を引く。「販売だけでなくレンタルもしてるので、ちょっとやってみたいなという方にもお勧めです」。共鳴用のひょうたんが付いた木琴「バラフォン」のような、あまり目にする機会のない楽器も販売。西森さんに鳴らしてもらったところ、木を叩いたときの「キーン」という音色が通常の木琴よりも長く余韻を残すように響いた。
また、一般の楽器店ではなかなか行えない民族楽器の修理も行っている。