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専門学校日本鉄道&スポーツビジネスカレッジ 杉並キャンパス

学科を鉄道とスポーツに特化

高円寺駅北口から徒歩約5分、環状7号線沿いに、学校法人立志舎グループが運営する専門学校日本鉄道&スポーツビジネスカレッジ 杉並キャンパスがある。歩道から窓越しに見える大きな鉄道シミュレータが目印だ。1990(平成2)年に「専門学校日本スクールオブビジネス」として開校。2020(令和2)年に学科を鉄道とスポーツに特化し現在の校名となった。今回はそのうちの鉄道・交通コースを取材した。

シミュレータ訓練には東急テクノシステム、東急電鉄などが協力している

シミュレータ訓練には東急テクノシステム、東急電鉄などが協力している

シミュレータを使用した授業で適性をチェック

一番の特徴は日本初となる車掌システムが導入された鉄道シミュレータを使用した実技の授業。車両運転やドアの開閉など、運転士と車掌の業務を体験することができる。釼持政幸先生は「学生たちはシミュレータを使用することで運転士に向いているのか、車掌に向いているのかという適性を知ることができます」と説明する。

真面目で時間に厳しい学生たちが目指す、究極の接客業

鉄道業界を志望して入学する学生は、鉄道ファンと仕事としての鉄道業界を目指す人が半々くらい。皆真面目で、特に時間には厳しい。同校にはチャイムを設置していないが、学生たちは授業の開始時刻には着席して待っているという。鉄道業界を目指すからには時間を守らなくてはと、だんだん自覚が出てくるのだ。またゼミ学習を採用して学生同士で授業の振り返りや勉強の教え合いを行っており、学びの意欲を高めている。「鉄道業界は1日で数千人、多いと数万人を相手にする、いわば究極の接客業。そんな世界で仕事をしてみたいという高校生に興味を持ってほしい」と釼持先生は話す。
同校では、2023(令和5)年から地域の人たちに親しんでもらおうと、校内を見学したり、鉄道シミュレータや学校入り口に常設されている鉄道模型の操縦を楽しんだりできる鉄道イベントを開催。また、鉄道業界に興味がある高校生向けのセミナーも随時行っている。

学生たちが教え合うゼミ学習の様子(写真提供:専門学校日本鉄道&スポーツビジネスカレッジ)

学生たちが教え合うゼミ学習の様子(写真提供:専門学校日本鉄道&スポーツビジネスカレッジ)

基本情報

熊木雄一学校長からのメッセージ
立志舎では開校以来、資格取得、そして手厚い就職指導に重きを置いて教育活動を行ってまいりました。社会環境が変化する中で、現在はコミュニケーション能力・課題発見能力・問題解決能力の育成の強化にも取り組んでいます。学生たちの能力を開花させるべく、今以上に必要とされる学園を目指して、誠心誠意、教育活動にあたります。

教育目標
若者と産業界から支持される学園へ
各種資格試験の合格率、就職内定率、公務員試験の合格率などにこだわりつつ、今後は学生たちがキャンパスライフに満足できるよう、施設設備の充実だけではなく、教職員の教育にも重きを置き、教育力及び学生とのコミュニケーション力の向上に精進してまいります。

主な地域活動
・鉄道イベントの開催
・杉並区の鉄道各駅での実習業務
・学校周辺での清掃活動
・ブラスバンド部、チアリーディング部が高円寺フェスに出演

イベント情報 
・オープンキャンパス:公式ホームページを参照
・鉄道イベント:年数回
・学園祭:例年11月下旬

学生数(令和5年6月28日)学生実員
2学年合計92名

鉄道イベントでは地域の子どもたちが鉄道模型操縦に挑戦

鉄道イベントでは地域の子どもたちが鉄道模型操縦に挑戦

環状7号線沿いにある校舎

環状7号線沿いにある校舎

DATA

  • 住所:杉並区高円寺南5-32-10
  • 電話:03-5378-5081
  • 公式ホームページ(外部リンク):https://www.nihonschool.ac.jp/
  • 取材:水野二千翔
  • 撮影:水野二千翔
    写真提供:日本鉄道&スポーツビジネスカレッジ
    取材日:2023年08月07日
  • 掲載日:2023年10月11日