メイン業務:
アニメーションの企画・制作所在地:杉並区阿佐谷南(他区内3カ所スタジオ有)
創業・杉並転入年月:1998年4月に制作スタジオを設立後、2006年8月に札幌市から杉並区の南阿佐ヶ谷に本社を移転
会社が手がけてきた作品
「マクロス」「アクエリオン」シリーズ 「AKB0048」「モーレツ宇宙海賊」等
代表取締役社長 佐藤道明さんに話を伺った。
なぜ杉並に事務所を構えたのか
アニメの制作会社が多く、札幌から仕事の打ち合わせでよく来ていた地が阿佐ヶ谷だったので。
得意分野・ジャンル
ロボットアニメです。会社の象徴である河森正治監督を筆頭に、ロボットアニメには欠かせないハイクオリティなCGを制作するスタッフもいます。
制作ポリシー
創業からデジタル技術に特化したアニメーションスタジオとして、絶えず最先端技術の探求と導入を推進してきました(ハリウッドのデジタルスタジオと情報交換を行い技術輸入もおこなっています)。その分野では、特に3DCGを多く用い洗練された新しい映像表現を随所に見せて行くことを心がけています。
今後チャレンジしたいこと
ハリウッド映画への参画です。日本のアニメは9割以上が漫画やライトノベルでの原作がある中、弊社は毎年オリジナル作品を発表しています。コンテンツホルダー(著作権所有者)として所有するコンテンツをハリウッドにライセンスし、制作(例えばアニメの実写化)に参加することや、一緒に原作を開発していく取り組みを検討しています。
区民の皆さんへ
アニメ制作会社の使命として、私たち親の世代がアニメを見て感動したり勇気をもらったことを次の世代へ継承していきたいという思いがあり、行政と一緒になって地域の子どもたちにアニメの楽しさを伝えていきたいです。特に2010年まで行われていた杉並アニメーションフェスティバルは杉並アニメーションミュージアムと連携し、地域の皆さんと制作会社がコミュニケーションを取り理解を深めてもらえる意義のある場でしたので復活させたいです。区民の皆さんと行政とアニメ制作会社が同じ熱をもって杉並のアニメを盛り上げていければいいですね。
読者の皆さんへ
弊社の作品を見て欲しいということと、アニメをじっくり見てほしいですね。30分のアニメでも1タイトル200~300人が制作に関わっていて、エンドロールに名前が載らない人もたくさんいます。動画の1枚1枚が手で描かれた違うものですし、作り手のこだわりがたくさん詰まっているものなので、ストーリーも映像もどういうことを意図して作られているのかを意識してご覧頂けるとアニメーションをよりいっそう楽しくご覧頂けると思います!