店に流れるグラムロック、壁を飾るアート、そしてステンドグラス。高円寺を体現した喫茶店が『Yonchome Cafe』だ。2階にある開放的な店内からは、高円寺駅南口周辺を見渡せる。夜風を楽しめるデッキスペースもあり解放感も「○(マル)」。取材当日は、デッキスペースで外国の若者が打ち合わせをしていた。それだけで映画のワンシーンのように見えてくる趣がある。こだわりの内装はオーナーのデザイン。青く光るイルミネーションが異国情緒を演出し、ゴッホの名作「夜のカフェテラス」を連想させる。芸術作品が飾られている壁は、月変わりで無料で開放しているそうだ。
『Yonchome Cafe』は、カフェダイニングなので料理も充実している。特にデラックスタコライス(半熟卵添え)はシェフおすすめの一品だ。平日17時から20時まではハッピーアワーで、ハイネケンビールとグラスワインが280円で楽しめる。
「やはり、お客さんは大人が多いですか?」と聞くと「いや、家族連れも多いんですよ」と意外な回答。26年目を迎えた『Yonchome Cafe』は高円寺に住む家族の憩いの場でもあった。