阿佐ケ谷駅北口からわずか数10秒、建物の2階にあるフランス家庭料理専門店。12名で満席になるこじんまりとした店内は、木材をふんだんに使ったフランス民家風の明るい雰囲気である。
シェフの儀間(ぎま)さんは沖縄県出身。東京のレストランで修業の後、パリの北にあるブージブァルで3年間修業を積んだ。帰国後に知りあった奥様の亜紀さんと一緒に、2012(平成24)年12月に亜紀さんが育った阿佐谷で開店。以来、落ち着いた年代の客を中心に人気を得ている。
儀間さんはフランスの本格的な郷土料理を得意としている。たっぷりの赤ワインで煮た「ブフ・ブルギニヨン(ビーフシチュー)」がシェフおすすめの1皿。安全で新鮮な素材選びを心がけ、野菜の一部は自然豊かな小淵沢から厳選した無農薬野菜を毎週取り寄せている。食材の良さからすると今の料金では利益が少ないが、若い人たちにも来てほしいと値上げしないでやっているそうだ。
ランチメニューのメインは魚料理と2種類の肉料理の合計3品から選べ、付け合せの野菜も新鮮でたっぷり。これにボリュームのある前菜と、フランスパン(お代わり可)、コーヒーまたは紅茶が付く。サツマイモ入りのクレーム・ブリュレなどホームメイドのデザートも300円で追加可能だ。ワインにも力を入れており、フランス、イタリア、アメリカ、チリ産など、2,000円~4,000円台まで多数用意。グラスワインも390円から楽しめる。
・ランチ:平均1,350円~、・ディナー:平均2,800円~