荻窪駅北口から徒歩約15分。パティスリー ラ・プリュムは、青梅街道沿い八丁交差点の角にある洋菓子店だ。オーナーシェフの瀬川さんは、都内数カ所の洋菓子店で約10年間修業した後、2013(平成25)年6月にこの地に店を開いた。パティシエを目指したことについて、「父が大工で、幼少期からものづくりに興味がありました。学生時代に作ったパンが周囲から好評を得たこともきっかけです。」と話す。店の中央には、季節のイベントごとにかわいらしくラッピングされた焼き菓子が並び、訪れるたびに違った雰囲気を楽しめる。「プリュム」はフランス語で羽毛を意味する。その名の通り、客を優しく包み込むような店にしたいと言う。そのためにも、気軽に立ち寄れて、気持ちよく帰ってもらえることを瀬川さんは心がけている。
おすすめ商品
店がある桃井の地名をつけたオリジナル焼きドーナツ「桃井りんぐ」(240円)。地域の人とつながりたいという思いを込めた、この店の看板商品だ。良質なメープルシュガーとアーモンドプードル(アーモンドを粉末状にしたもの)を材料に使い、太白ごま油を加えたしっとりとした食感でお土産にも人気だ。「半熟チーズタルト」(260円)も、柔らかな口あたりでリピーターが続出している。冷凍状態で販売されており、解凍の目安は常温で約30分または冷蔵庫で約2時間。瀬川さんおすすめの食べ方は、自然解凍や冷蔵解凍の代わりにレンジで20秒ほど温める方法。とろける食感とさくさくのタルトがよりおいしく味わえるので、ぜひ試してみてほしい。