江戸時代、厄を除く「堀之内のおそっさま」(※)として親しまれ、現在も全国から参詣者が訪れる堀之内妙法寺。境内の南正面に建つ「仁王門」をくぐると、目前に崇高な祖師堂(そしどう)が現れる。「おそっさま」が祀(まつ)られているこの祖師堂は、1960(昭和35)年に東京都指定有形文化財に指定された。境内に堂々と咲き誇る大木のソメイヨシノと、歴史ある建物との共演は、訪れた人の誰もが写真に収めたくなるような景色。参拝がてら、花見も楽しめるスポットだ。
※おそっさま:御祖師様の通称。日蓮宗の開祖・日蓮上人のこと