荻窪の閑静な住宅地にある田端神社。創建は応永年間(1394-1427)といわれ、現在は1908(明治41)年に改築した木造の本殿がひっそりとたたずんでいる。
入り口の鳥居から奥にある四足鳥居(※)まで続く参道沿いに、桜の木が並んでおり、春には参道全体が桃色に包まれる。歴史を感じさせる厳かな雰囲気の中で、静かに桜を愛でるのにおすすめの場所だ。
区内の桜の名所である都立善福寺川緑地から徒歩約5分の距離なので、足を延ばして花見スポットをはしごするのも良いだろう。
※四足鳥居(よつあしどりい):本体の鳥居の柱を支える形で前後に連結した低い柱を設けた鳥居。両部鳥居、四脚鳥居ともいう