アミーカ(amika)は、荻窪駅北口から青梅街道沿いに阿佐谷方向へ徒歩約2分、荻窪駅前商店会にある。
1998(平成10)年創業のカレー専門店「ル・ペタル」をリニューアルし、2012(平成24)年11月にオープン。日替わり定食と弁当を中心に提供しているが、前店のレシピで作る「欧風ビーフカレー」(600円)にもこだわりを持っている。店長の佐藤さんは、「お店自慢のビーフカレーと、栄養バランスを考えた野菜たっぷりの定食を日替わりで用意しています。塩分控えめの手作りで体に優しい。それがお店の名前の由来と思っています。」と話す。店名のアミーカはエスペラント(※)で“優しい”という意味。店内にはポップなイラストが描かれ、明るい雰囲気が女性客に好感を持たれている。
カレーに使うビーフは、創業時から取引がある西荻窪の精肉専門店「とらや」で仕入れている。大きな塊から一口サイズのビーフを切り出して赤ワインでじっくりと煮込んでおり、口に含むとジューシー感が広がる。ルーは辛めだが、みじん切りにしたタマネギをあめ色のペースト状まで炒めたものを加えているので甘みも感じられる。唐揚、ハンバーグ、とんかつを好みでトッピングすることも可能だ(150~300円)。
とろとろのオムレツと、煮込んだビーフをのせた「オムカレー」(800円)は、店が自信を持ってすすめる一品。カレーの辛さとオムレツの甘さがほどよく調和しており、これを目当てに来る客も多い。
定食には「日替わり定食」と「ヘルシー定食」(各600円)があり、毎日食べても飽きないように主菜と副菜をさまざまな組み合わせで提供している。メニューは毎月更新されるため、入り口のカウンター上に置かれている当月メニュー表を持ち帰る常連客も多い。副菜は、どちらの定食も野菜がたっぷり(茄子の煮びたし、人参とツナのマリネ、もやしのナムルなど)。また、「ヘルシー定食」の主菜はカロリー控えめで、杉並区のヘルシーメニューに認定されている(豆腐ハンバーグ、ぶり大根など)。
また、「日替わり弁当」や「ヘルシー弁当」、「カレー弁当」(各550円)なども販売しており、忙しい会社員や主婦層に好評だ。