ジャンルを問わずいろいろな作品を手掛けるアニメーション制作スタジオ「株式会社A-1 Pictures」の代表取締役社長・柏田真一郎さんに話を伺った。
なぜ杉並に事務所を構えたのか
最初は千代田区にある親会社ANIPLEXのオフィスの中にいましたが、作品を作っていく上で独立したオフィスを構えることになりました。美術や撮影など関係する会社との横のつながりもあり、総武線、中央線、西武線沿線の中で、アニメーターさんやクリエイターさんも多く住んでいる利便性の高いこの場所を選びました。事業内容は主にアニメーションの企画、制作をしています。
得意分野・ジャンル
弊社は、男性向け、女性向け、日常モノからアクションモノに至るまでどのジャンルにも対応できる制作体制を目指しています。また、魅力的な原作モノをしっかり完成させることはもちろんですが、近年は自分たちの手でオリジナルタイトルを創作することに重点を置いています。0から1を作ることはとても大変ですが、社員それぞれのキャリアアップにつながると信じて日々業務に励んでいます。
制作ポリシー
常日頃から社員と共有していることは、「面白いものを作ろう」ということです。
基本仕事は辛いですが、日々を生きていくためにしなければいけないものでもあるので、働くための環境づくり、特に「有給休暇・育児休暇等の休みを取りやすい雰囲気」「コロナ禍におけるリモートワーク環境の促進」「さまざまなハラスメント防止に向けての取り組み」には配慮しています。
自分たちの仕事は、「面白い」と思ってもらえるアニメーションを視聴者の皆さまにお届けすることなので、試行錯誤中ではありますが、日々奮闘しております。
今後チャレンジしたいこと
私がこの業界で働きはじめた20数年前に比べて、アニメーションの認知度は、国内海外問わず大いに広がりました。それに伴い、映像に求められるクオリティーも段違いに高くなりました。
弊社は、映画、テレビ、CM、ミュージックビデオ等々、多くの媒体でお仕事をさせていただいておりますが、日本を代表するエンターテイメントとなったアニメーションを生み出す一社として、今後も変わりゆく世界情勢に置いていかれないような社内環境づくりを行い、これからも引き続き「面白い」と思っていただける作品制作に携わっていきたいと思っております。