杉並区立阿佐谷けやき公園は2022(令和4)年4月にリニューアルオープンした。阿佐谷地域区民センターなどの施設と一体化した構造で、立体都市公園制度(※)を活用した屋上部と、施設に隣接する地上部に分かれている。2022(令和4)年8月現在、区の施設の屋上に公園が設置されているのは、阿佐谷けやき公園だけだ。
屋上部は開放感あふれる空間が広がっている。JR中央線快速、JR中央本線の特急列車などが走る線路沿いに位置し、さまざまな電車が往来する様子を至近距離で見られる。周囲に高い建物がないので、天気が良い日は東京スカイツリーも見ることができ、季節や時間帯で違った表情を楽しめる。
施設のエレベーターや外階段から入ることができ、午後9時まで利用が可能だ。
レクリエーション活動や災害時にも利用できる地上部
遊具のある地上部は、既存のけやきを残して整備されており、さまざまな活動や交流の場として、またオープンスペースとして災害時にも利用することができる。かまどベンチを有するので炊き出しも可能だ。暑さ対策としてドライ型ミスト発生器も設置されている。