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杉並区立東二第三公園

高木の豊かな緑や、土の地面で自然を満喫

高木の豊かな緑や、土の地面で自然を満喫

木立に囲まれた東二地域3番目の公園

杉並区立東二第三公園(とうにだいさんこうえん)は、五日市街道の成田東三丁目バス停から徒歩約4分。住宅街の細い路地に面した静かな公園である。1987(昭和62)年9月に、近くの遊び場の廃止に伴う代替措置として開園した。ケヤキなどの立派な高木は、民有地だった頃のものをそのまま残している。
所在地の成田東3丁目は、住居表示(※1)実施前には東田町二丁目だった。杉並区都市整備部みどり公園課によると、地元町会から、区立東二公園、区立東二児童遊園に続く、東二地域の3番目の公園とわかる名前にと希望を受け、この名称になったという。

ウサギの外壁が目を引くトイレ。区内公園には同シリーズのゾウのトイレもある

ウサギの外壁が目を引くトイレ。区内公園には同シリーズのゾウのトイレもある

かわいいウサギたちにほっこり

公園東側の入り口から中に入ると、右手の砂場の前にある3点のウサギの彫像に目が行く。このなんともとぼけた味わいのある彫像は、杉並ゆかりの彫刻家・志津雅美さんの作品「うちゃぎちゃん」。3匹は親子なのだろうか。それぞれに違う表情で、眺めていると心が和む。
みどり公園課によると、この彫像に合わせて、トイレの外壁デザインやスプリング遊具(※2)もウサギモチーフで統一。公園案内板は、ウサギに関連する動物としてカメを採用したそうだ。また、2基のアスレチック遊具には木材が使われており、周りの木立ともよく調和している。
この公園から徒歩3分ほどの区立東二児童遊園には、ウサギとカメのスプリング遊具がある。その他、トイレの外壁がウサギのモザイク画になっている公園もあり、成田東界隈(かいわい)で、ウサギモチーフ探しをするのも面白いだろう。

▼関連情報
すぎなみ学倶楽部 ゆかりの人々>芸術家たち>志津雅美さん

よく見ると、一番左のウサギはちょっと舌が出ていてちゃめっ気がある

よく見ると、一番左のウサギはちょっと舌が出ていてちゃめっ気がある

カメの公園案内板。遊び心がいっぱいだ

カメの公園案内板。遊び心がいっぱいだ

利用者便利情報

広さ:755.58㎡
駐車場:なし
駐輪場:なし
ベンチ:あり
水遊び場:なし
ボール遊び場:なし
犬連れ:不可
トイレ:あり
バリアフリートイレ:なし
売店:なし
飲料自販機:なし
管理事務所:なし
防災設備:防火水槽

※1 住居表示:杉並区では、1963(昭和38)年から1969(昭和44)年にかけて、住所をわかりやすく表示するための住居表示を区内全域で実施した
※2 ウサギのスプリング遊具は老朽化で撤去され、現在はボートのスプリング遊具が設置されている

2023(令和5)年春の塗装工事できれいになったアスレチック遊具

2023(令和5)年春の塗装工事できれいになったアスレチック遊具

左:以前の珍しい木製のウサギのスプリング遊具(2020年10月撮影)。右:交換後のスプリング遊具

左:以前の珍しい木製のウサギのスプリング遊具(2020年10月撮影)。右:交換後のスプリング遊具

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