西荻窪駅北口から徒歩約5分、北銀座通りの左手路地にたたずむ「ザ・ホール・イン・ザ・ウォール」は、英国のパブを感じさせるおしゃれで雰囲気の良い店だ。入り口にはフラワーポットが飾られ、中に入るとハイチェアが並んだカウンターやビールのたるを利用したテーブルが目に入り、一瞬でくつろいだ気分になる。
平日は17時半からの営業だが、土日祝日はランチタイムもある。チキンマッシュルームパイやブリティッシュサイダーなどメニューも豊富だ。マッシュポテトを添えたパイは時期に応じて10種類以上。ボリュームがあり、おいしくて食べ応えがある、英国パブには欠かせない料理だ。近隣の住人だけでなく、母国の味を求める外国人や都心からわざわざ来店する客も多い。
主人のカーマイケル・デイビッドさんの定年退職をきっかけに、2019(平成31)年3月にオープン。飲食店経営の実績がある妻の真紀さんが、パイやケーキなど英国料理づくりから酒の選択までこなす。杉並区に30年以上住んでいて、なじみ深いこともあり、30人以上入ることができる店を西荻窪で見つけた。木製のテーブルや暖炉を模したストーブ、壁の古い写真など、夫婦で落ち着いた内装に仕上げたという。本場の英国パブの雰囲気を昼夜を問わず楽しめる。各種自家製パイや酒類がそろっているので、大勢で集まり、いろいろと注文して分け合うのもお勧めだ。
・ランチ:平均1,500円、ディナー:平均3,000円