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みどりのイベント

2024(令和6)年は天気に恵まれて、約2,400人(昨年度から+400人)の来場者があった

2024(令和6)年は天気に恵まれて、約2,400人(昨年度から+400人)の来場者があった

風薫る5月に開催される「みどり」に特化したイベント

2005(平成17)年から、例年5月下旬に杉並区立柏の宮公園で開催されているみどりのイベント。「身近にあるみどりに親しみ、みどりと遊び、みどりについて考える」イベントで、地域の緑化活動に取り組むボランティア団体などによるさまざまな企画が実施されている。
2024(令和6)年は、5月26日(日)に開催。広い芝生に家族やグループが簡易テントやレジャーシートを広げ、子供たちがワークショップやゲームのブースを周って楽しんでいた。木の輪切りに絵を描いてコースターやストラップにしたり、シュロの葉で昆虫を作ったり。一番人気はツリークライミングだ。抽選に当たった小学生がインストラクターの指導のもと、結び目のあるロープを足掛かりに大きな木を果敢に登っていた。
草花と苗木の販売や、杉並区立塚山公園での剪定(せんてい)講座なども行われ、大人も子供も楽しめるイベントになっている。

▼関連情報
すぎなみ学倶楽部 特集>公園に行こう>杉並区立柏の宮公園
すぎなみ学倶楽部 特集>公園に行こう>杉並区立塚山公園

人気のツリークライミング。自分の力でロープの結び目を足掛かりに登る(写真提供:みどり公園課)

人気のツリークライミング。自分の力でロープの結び目を足掛かりに登る(写真提供:みどり公園課)

木の輪切りで作るコースターやストラップ。かわいくできたかな?

木の輪切りで作るコースターやストラップ。かわいくできたかな?

都市整備部みどり公園課インタビュー

Q:イベント開催の発端は?
A:身近にある公園をもっと利用してもらい、緑に触れ、その緑について考えてほしいという思いを込めて、2005(平成17)年にスタートしました。コロナ禍の期間は規模を縮小しましたが、2023(令和5)年から規模を戻して開催しており、たくさんの人が戻ってきてくれました。子供向けの企画が多いので、親子連れ3~4人の参加が多いです。

Q:イベントの目的は?
A:人々が緑に親しむ機会を作ること。また、ボランティアと協力してイベントを作ることによって、人々の地域との関わりがより密接になることを目的にしています。さらに、展示や体験によって自然の持つ力を理解し、グリーンインフラを生活の中に取り入れていくことを広めるという目的もあります。

草花や苗木の販売も好評

草花や苗木の販売も好評

グリーンインフラについてのパネル展示

グリーンインフラについてのパネル展示

Q:参加団体について
A:柏の宮公園をはじめ、浜田山や近隣の公園、野草園などのボランティアの方々が参加しています。ボランティアの方が、竹ぽっくりやシュロの葉の昆虫作りなど、自然を使った遊びの面白さを上手に教えてくれますよ。展示パネルでは、各ボランティア団体がどのような活動をしているのかを紹介しています。

Q:おすすめの楽しみ方は?
A:事前に申し込みが必要ですが、小学生対象のツリークライミングが一番人気で抽選の倍率も高いです。家族向けブースでは、竹をのこぎりで切るなど、普段あまりできないことにも挑戦が可能です。公園内の茶室(林丘亭)では、区の茶道部の職員によるお茶の体験もできます。一方で、いつも通りの柏の宮公園の休日を過ごすのも良いかもしれません。飲食物のブースもあるので食べながら楽しめますよ。

Q:今後について
A:今後もボランティアの方々と連係してイベントを充実させていきたいです。

ボランティアに教えてもらいながら竹ぽっくりを作成

ボランティアに教えてもらいながら竹ぽっくりを作成

焼きそば、綿菓子、ジュースなど、飲食物のブースも充実

焼きそば、綿菓子、ジュースなど、飲食物のブースも充実

【次回】みどりのイベント2025

開催期間:2025年5月下旬
場所:柏の宮公園ほか

なみすけとナミーも登場

なみすけとナミーも登場

DATA

  • 取材:典
  • 撮影:典、TFF
    写真提供:みどり公園課
    取材日:2024年05月26日
  • 掲載日:2024年07月02日